自信のあることを伝えるのは難しい

「絵本の素晴らしさを伝える」という趣旨の本を、図書館で借りて読みました。

写真集と詩のようなテイストの、きれいな本です。

でも、読みながら、そのメッセージの強さに少し圧倒されてしまいました。

 

絵本を生活に置いている私でも、そう感じたくらいですから

絵本を読みたいと思いつつ、余裕がなくて果たせていない人にとっては

責められているような気がするのかもしれません。

 

「絶対にこれは正しい、いいことである」と

自分が強く信じていることを伝えるのは難しいです。

違う考えを持つ人や、理由があってその通りに実践していない人を

意図せずに攻撃してしまうかもしれないから。

 

そしてまた、

「近頃のこどもたちは・・・」

「近頃の母親たちは・・・」と

広い範囲の人たちへの問題提起も難しいです。

「近頃のこども」や「近頃の母親」と大きく括ってしまう中に、

1人1人違う戸惑いと違う悩みがある。

その1人1人を認識したら、大雑把な印象だけの批判は

理想論になってしまいがちで、本当に届けたい人の心に届かないなぁ、とも思うのです。

 

今、自分が接することのできる人たち

とりわけ、母親・父親の立場の人たちに

「こんな風にしたらいいと思うョ」って、伝えたいことは、多々あります。

でも、伝える中身よりも、その伝え方こそがもっともっと大事で。

 

たった1つの正しい答えを教えるって思わないこと。

相手にとって、何が良さそうなのかは、私が決めることじゃないこと。

分かることと、実践できることは違うこと。

・・・そんなことを、意識しつつ、

私自身の考えることの、どの部分が相手のお役に立てるのかな、と

その立ち位置を忘れずにいようと、改めて思ったのでした。