保育園見学の視点4:遊び方とおもちゃ

自分たち家族に合う保育園を選ぶ視点についてお伝えしています。

なお、ここでお伝えしたい視点は、家からの距離や保育時間、こどものための当然の環境など

基本的条件をおさえた上で、更に「家族の価値観と重なる部分が多いかどうか」を

考える参考になるような、そんな意図で書いた項目です。

育休明けの入園を希望し、0~1歳くらいのお子さんと一緒に見学に行く時のことをイメージしています。

「これがいい園の特徴」「こんな傾向は気を付けた方がいい」という趣旨ではなく

園によってどんな違いがあるのかの事例の中から

ご自身にとってしっくりする在り方を見つけて頂ければ嬉しいです。


4つ目は、「遊び方とおもちゃ」です。

こどもの生活で大きな要素を占める「遊び」ですが、この遊び方への方針は、絶対の答えがありませんので

園ごとの違いを感じやすいポイントです。

 

シンプルに、「どんな風に遊んでいますか?」と聞くと良いでしょう。

遊び道具の名前(折り紙、つみき、ブロック、巧技台、など)をお伝えくださる園もあるかもしれません。

園で工夫している遊び方や、力を入れている取り組みをお話くださる園もあるかもしれません。

少し上の年齢のことも聞いてみると、その園の想いが分かりやすいです。

 

また、おもちゃ置き場を見ておくことでも、園の方針が分かります。

こどもたちが手にとりやすい形で置いてあるか。

商業的なキャラクターのおもちゃの有無、あるいは、割合。

先生たちの手作りのおもちゃがあるかどうか。

(実は手作りおもちゃは、公立でもすごく珍しい、という訳ではありません。

あればすごい、というよりも、手作りおもちゃの遊び方を聞いてみると、

こどもの発達や遊びについて、役に立つ情報を教えてもらえるかもしれません。)

 

ただ、遊びやカリキュラムに関しては、要求を欲張ると、きりがありません。

保育園で過ごす時間も限りがありますから、

毎日、外遊びして、絵本の時間があって、造詣遊びもして、

それから、ゆったりもして欲しい・・・なんて言っても無理なことです。

保育園に何もかもを求めるのではなく、お子さんのタイプに合わせて、

大事に思う過ごし方が何かイメージできると、保育園と合う・合わないが

判断しやすいかと思います。

もし、考えがまとまっていなければ、「絵本」「外遊び」など、

分かりやすく象徴的な事例について、園の方針を聞かせて頂くと

自分の共感するポイントや、納得するポイントがだんだんに整理されていきます。

 

保育園見学を通して、保育園を選ぶだけではなく、自分の価値観や大事に思うことについても

案外考えがまとまってきますね。

そのことは、実際に入園・復職した時に、自分の拠り所として、きっと役に立ちます。


他には、下記のようなポイントについてお伝えしています。

  1. 先生の雰囲気・こどもの雰囲気
  2. すてきな設備は活かされているか
  3. 生活面だからこそ想いに注目する
  4. 遊び方とおもちゃ
  5. 違いが現れる質問