おすすめ絵本『しごとば』

絵本

つくる人の表情が伝わってくるような気がする「もの」があります。

 

そういうものを、私たちは、ワザや想いやこだわり、つまりは

プロの仕事、と呼ぶのだと思います。

 

 

この本は、そんな「プロの仕事」が、多重階層で詰まった本です。

 

『しごとば』 鈴木のりたけ作・絵/ブロンズ新社

 

1つ1つのしごとばが、じっくり観察されて、細かく細かく描かれています。

お寿司屋さんのカウンターにあるものも、

電車の運転席にあるものも

全てが、あるべくして、ある。

ただ絵として、1つ1つのモノが描かれているのではなく

そのモノの目的を知った描き手が、1つ1つに物語を感じつつ描いています。

だから、全ての絵が生きている。

人が描かれいても、そうでなくても

そこに働く人が、動画として見えてくるような、そんな気がするのです。

 

この絵本には9つの職種が出てきます。

でも、もう1つ、その全てを網羅する「絵を描く」「絵本として人に伝える」という仕事をも

「プロの仕事」として感じられるような、そんな1冊なのです。

その「プロの仕事」に魅力を感じる人たちが多く、続編・続々編と次々と発売されています。

 

仕事と仕事がつながるしかけにも遊び心があって、宝探しのような面白さが隠れています。