【小さな遊び】絵本から始まる(2019年1月のあそび風景から)

絵本いっぱい

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『あそびのじかん』出版を機に
発信を始めたページです。
日々の小さな遊びの風景に目を留めたり、
遊びについて立ち止まって考えたりすることが目的。
また、 私の感性も磨き続けていたいと想い、更新しています。
facebookに投稿した「遊びの風景」を、
こちらにも随時載せていくことにしました。


2019年1月28日
【えほんであそぶ】
息子が通っていた保育園は
3階建ての建物の1階と2階で。
3階には、区立図書館があった。
毎日、保育園を出ると、
建物の逆側の階段を登り
図書館に行った。

知らない本に沢山出会った。
1冊気に入った本が見つかれば
同じシリーズや同じ作者のものが
すぐに借りられるのも魅力だった。
私1人では手にとらない本とも
息子は出会わせてくれた。

絵本を遊びに取り入れようと
思った訳ではないけれど
絵本は私と息子の共通の話題になり
相互に分かり合える合言葉にもなった。
「こんなものを作りたい」
「あれをやりたい」
って息子が言った時に
あ、あの絵本みたいにしたいんだな、って
私にもすぐにイメージができた。
それで、絵本の真似っこをして遊ぶことは
私たちにとって
ごく当たり前になっていった。

後になって。
絵本のことをもう少し学んだ。
絵本と現実を結びつけることの
大切さも学んだ。
どちらの学びもわくわくしたのは
息子との体験があったからだと思う。

絵本で遊ぶ。
それはごく身近な風景で
名前の付くような遊びではないけれど
そんな小さなことも
遊びになるってことを
少し伝えていこうかな、と思う。

言葉にすることは
自分のためでもあり。

すてきなあそびって
大人が仕掛けるよりも
子どもが展開させていく
ライブな魅力が多いなぁと
最近感じることが多く
なかなか言葉にできなかったのですが。

展開させていく
最初の入り口になるものを
ちょっとでも言葉にしたいなぁ。


1月29日
えほんであそぶ】
『のせてのせて』童心社
(松谷みよ子・東光寺啓)

小さい人の見立てのちからは
ごく身近なものを
乗り物に変える。

ダンボールの空き箱。
並べた椅子。
大人のひざ。

乗り物遊びが始まったら
「○○ちゃんの、じどうしゃですよー」とか
「すとーっぷ。のせてのせて」とか
絵本で耳になじんだ言葉をかけると
すぐにお話が動き出す。

その後の広がりは、子ども次第。

「すとーっぷ、のせてのせて」
という言葉の繰り返しが好き。
乗り物好きじゃなくても、楽しい。


2019年1月30日
【えほんであそぶ】
『ぽんちんぱん』福音館書店
(柿木原 政広)

子どもにとっては
近くをお散歩したり
おいしそうなパン屋さんを
見つけたり
おいしそうだね、って言いながら
買ったパンを公園で食べたり。

特別なお出かけもいいけれど
そんなちょっとしたことが
何より嬉しくて
何より楽しい。

そんな日常だって
充分に「あそび」だと思う。

「ぱんぱん ぱんぱん ぽんちんぱん」
って、言いあいっこしながらさ。

パンをトーストしながら
「ぱんぱん 食ぱん ぽんちんぱん」と
ふと、歌っています。
リズムのある日本語が、好きです。


2019年1月31日
【えほんであそぶ】
『ころころころ』福音館書店
(元永定正)

ボールが1個あれば
転がして、それが遊びになる。
床を転がす。
坂を転がす。
拾ってきて、また転がす。
繰り返しを楽しんだり
少しずつ転がし方を変えてみたり。

ボールが1個あれば
充分にあそびが広がる。

「ころころころ」。
読んでから、転がす。
あ、ころころって、
これなんだ、と、遊びに出合う。
転がしてから、読む。
あ、ころころする遊びが
たくさんでてくる、と、同じに気づく。

どっちが後でも先でもいい。
絵本と本当が、
楽しみを相互に広げてくれる。

動きを目で追うのがいいんです、とか
ボールを落とすのにも指先を使います、とか
試行錯誤しているんです、とか
そういう「良さ」を
言おうと思っているんじゃない。

転がってく、って楽しいんだよね。
自分が起点になって
そこから動きが生まれていって
その動きも楽しいんだと思う。

ボールを転がしては拾いに行き。
また転がしては拾い。転がしては拾い。
そんな風に、1つのことを
繰り返し繰り返し楽しむ姿が
本当に、好きだ。