春の心はのどけからまし

多くの小学校で、入学式が行われたようです。

例年よりも早く開花した桜も、どうやら入学式まで待っていてくれた様子。

晴れやかな親子の姿を何組も何組も見かけました。

 

満開の桜を見ていると

日本では、4月が年度の節目である理由が分かる気がします。

じっと冬を過ごし、たくわえた命のパワーが

花は新芽になって一気に空に向かうその季節は

やはり、はじまりにふさわしいと感じられます。

 

春の心はのどけからまし・・・と歌にも歌われました。

 

桜が咲くからこそ、早く咲かないのか、もう咲いたかな、

満開になるといいなぁ、散らないで欲しいなぁ、あぁ散ってしまった・・・と

気にかけたり、やきもきしたり、がっかりしたりする訳です。

そう考えると、桜の季節は、桜を愛でる喜びよりも

やきもきしたり、がっかりしている気持ちの方を沢山味わっているかもしれません。

 

最初から桜なんてなければ、

特にがっかりしたり、やきもきすることもなく

その変わり、満開の桜に喜んだりはしゃいだりすることもなく

ただ、淡々と、いつもと同じ時間が流れていきます。

 

 

がっかりも喜びもない平坦な毎日よりも

やきもきしたり、がっかりしたり、喜んだり、

感情を沢山味わえる毎日の方が、好きです。

 

春は、冬の間に静かにしていた「感情」をも

解き放つチカラがあるのかもしれません。