おすすめ絵本『ちょろりんのすてきなセーター』

絵本

朝と夕方は、ぐっと冷え込むようになってきました。
こんな季節は、1日の間の衣服調整がタイヘン。
暑がりなこどもと、1枚羽織ってもらいたい母との攻防が繰り広げられます。

さて、こどもとしごと、というテーマで、私の好きな絵本をご紹介します。
『ちょろりんのすてきなセーター』 降矢なな作・絵/福音館書店


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ここに登場する2人(2匹)の人生の達人は、はたらくことの達人でもあります。
1人は、主人公ちょろりんの「じいちゃん」で
もう1人は、ちょっとこわそうな「びきびきおばさん」です。

2人は、自分の仕事に誇りを持ち、淡々とその仕事を続けています。
2人と、少し深いところで触れたちょろりんは
仕事が人に喜ばれることであり
仕事によって自分にも喜びが得られることを経験します。

働くことの喜びの前に、厳しさを味わうちょろりんが、不平不満をもらさないのは
自分が叶えたい目標のため・・・という理由もあるだろうけれど
有無を言わさぬ「じいちゃん」の存在感のためだろうなぁ、と思えます。

こわそうな「びきびきおばさん」がちょろりんの望みに応えるのも
そこに誇りと自信を持っているからだと、うなづけます。

2人が「はたらくってこういうことだ」と一言も語らないからこそ
積み重ねてきた年月と誇りの重みを感じる絵本です。
こんな風に、「働く」を重ねていきたいなぁ、と思うのでした。