【素材から広がる遊び】割りピン

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『あそびのじかん』出版を機に
発信を始めたページです。
日々の小さな遊びの風景に目を留めたり、
遊びについて立ち止まって考えたりすることが目的。
また、 私の感性も磨き続けていたいと想い、更新しています。

ある時期、1つの素材から
どんな風に遊びが広がるかを
いくつかの素材で試してみました。
個々の工作のネタ紹介というより
遊びって、こんなにも
拡がる可能性があるんだ、ってことを
お伝えできれば、と思っていました。

facebookに投稿した「遊びの風景」を、
こちらでも随時ご紹介します。


6月25日
【あそぼう!】
割りピン編 その1

画鋲の先が2つに割れてるみたいな
「割りピン」。
小学校の時、係の役割を示す掲示物は
たいてい、これが活用されていた。

当たり前の工作に変化が生まれる
特別な小道具。
ちょっと使ってみたくなる素材。

まずはシンプルに時計づくり。

動きの生まれるものは好きだ。

他に、何に使えるだろう。


6月26日
【あそぼう!】
割りピン編 その2
着せ替えあそび。

これは構造的には
ちょっと大人のワザ(?!)を見せて
ズボンを貼っている緑の土台と
シャツを貼っている黄色の土台が
別々に回る仕組みになっています。

シャツとズボンしか思いつかない
私のデザイン感覚の乏しさ故に
いまいち面白みに欠けるのですが
これは衣装を工夫したら
かなりオカシイのではないか?

全身着ぐるみとか。
鎧とか。
お姫様のドレスとか。
バラバラな組み合わせを笑うあそび。

仕組みまでは考えたので
活用は、子らに任せよう。


6月27日
【あそぼう!】
割りピン編 その3

立体物に使う。
手が動く。

「できあがったもの」としては
この数日、同じように見えるけれど
「作る過程」としては
変化があるのです。

「これなに?」と
素材に初めて出会ったムスメが
作ってみて(とけい)、
面白くなってきて(着せ替え)、
自分なりの使い道を発見(人形の腕)。

1つ1つの素材と
こんな風に出会っていくと
「何かを作りたい」と思う時に
自分の中に
引き出しが沢山ある状態に
なってるんだと思う。

ちょっと変わった素材から
新しいアイディアが生まれるね。

「あそび」には
ストーリーがある。
完成品だけでは
伝わらないけれど
その過程を知ることで
1つ1つの「あそび」が
意味を持つのだと思う。

「あそび」を切り口に
あれこれ試してみると
私の予想もしていなかった
新しい展開に出会えて
こどもに沢山教わるなぁ、と思うのです。