こどもに伝わる言葉について
伝えたいことを改めて見直す、物事の本質に気づく、という側面から
お伝えしてきました。
では「ママおしごと行かないで。」って言われたら、どうしましょう?
ママの仕事について、こどもが分かるように説明する?
お仕事の大切さについて、こどもが感じられるようにお話する?
決まった答えはないのですが、
まずは、こどもの想いに沿うことができたらいいなぁ、と思います。
「おしごと行かないで欲しいんだね。」
「どうしたらいいのかな?」って。
今、どうしても読んでほしい絵本があるのかもしれない。
おしごとに行く日の朝の慌ただしい雰囲気がキライなのかもしれない。
なんだかよく分からない「おしごと」なるものが、ママにとって自分よりも大切そうなので
訳もわからずヤキモチ焼いてるのかもしれない。
こどもの発する言葉は、
こどもが理解している世界の中から発しているので
時に、本来の意図とは違う形で、発せられているかもしれない。
だから、まずは、「おしごと行かないで」という言葉に動揺しないで
その言葉として現れた想いに、ちゃんと沿いたいと思うのです。
まずは、こどもの言葉を心で聴くこと。
伝えるのは、その次です。
こどもに言葉が伝わるかどうか、という以前に
こどもが、その想いを聞きたいのかどうか。
大人も、こどもも、結局コミュニケーションで大切なことは変わりません。
誰と向かい合う時も大切なことを、改めて教えてくれるのが、
こどもとのコミュニケーションなのだと思うのです。