保育園帰りに毎日前を通る商店街のパン屋さん。
最近、新しいレジのお姉さんが加わりました。
まだ数回しか会っていませんが、
4歳の娘はそのお姉さんが大好きなのです。
娘と息子とパンを買いに行くと
ちょうど、そのお姉さんがレジの担当でした。
娘はレジの間ずっと話しかけています。
おしゃべりなのに、慣れるのに時間のかかる娘にしては
びっくりする馴染み具合です。
「こっちがわたしので、こっちがにーにの」と解説。
パンを小袋に入れる時のワックスペーパーを見て「どうして、それ入れるの?」
レジ横のセロテープを指さし「それは使わないの?」
その度にお姉さんは、ちゃんと答えてくれるのです。
「ソースがつかないようにだよ」
「こっちの袋を留める時に使うよ」
481円のお会計で、私が1001円を支払うと
ずっと妹を面倒くさそうに見ていた息子が
おつりの計算を試みました。
「520円だ!」と息子が答えを出すまで
お姉さんはレジを打つのを待っていてくれました。
こどもたちを見守ってくださる大人の視点。
すてきに働く大人を見るこどもの視点。
そのどちらもが、私には嬉しく、有難く思うのでした。