「こども食堂」という取組が、全国に拡がっているようです。
一部の小学生の、「夕食を一緒に食べる人がいない」
「栄養バランスの良い夕食を食べていない」、という問題を解決したいと、
全国のあちこちで芽吹いている活動で、ワンコイン程度の安価で食事を提供し、
こどもだけでも食べにくることのできる場所のことです。
今日、大田区でこども食堂「だんだん」を主催されていらっしゃる方の講演を聴きました。
「こども食堂」ってどんな風に運営されているのかしら、という興味でお話を聴いていたのですが、
経緯や原状を伺っていると、これは「こども食堂」だけの話ではないかも、と気づきました。
「だんだん」さんは、「こども食堂」のためだけの場所ではなく
今では毎日のようにイベントがあり、地域の人みんなが使える拠点になっているそうです。
地域には、有償無償に関わらず、色々な活動をしたいと思う方が沢山いらっしゃるから
その人たちにとっても、お役に立てる場があることは幸せ。
その食堂でご飯を頂いたり、勉強を見てもらったりするこどもも、もちろん幸せ。
人と人とがつながりあう1つの象徴としての「場」になっているのだなぁ、と、感動したのでした。
「こども食堂」には、今では赤ちゃんを連れたお母さんや独身の男性も訪れるそうです。
まるで大きな家族のようですね。
親だけではなく、こんな風に地域全体がこどもを育てる環境を
実は今の父親母親世代は求めているのかもしれない、とも思うのでした。