こどもたち2人を連れて、学園祭に行きました。
大学の一角に、そこだけちょっと異色な
こどものための人形劇の公演や紙芝居、手作りおもちゃ作りなどの
プログラムを実施しているところがあって、
そこが、私が大学時代に情熱をかけたサークルです。
学生さんたちが、こどもたちに話しかけ一緒に遊んでくれる姿を見ながら
自分もかつて、あんな風に、こどもたちと向かい合っていたことを
懐かしく思い出しました。
あの頃は「こどもに遊んでもらっている」と、本気で思っていました。
こどもたちに必死で話しかけ、小学生よりも全力で校庭を走り回りました。
もちろん、どこへ行っても大人気。
今なら分かります。
「こどもたちに年齢が近いから」慕ってくれたのではなく
こどもだからと適当にしない、その全力でぶつかる気持ちを受け取ってくれたんだな、って。
あの頃から、ずっとこどもに関わることを仕事にしてきて
どんなことをしたらこどもが喜んでくれるのか、経験も重ねてきて
だから、もうあんなに全力をかけなくても、うまくこどもを喜ばせることはできるけれど。
今の私は、もう、学生の時のように
こどもと無我夢中で向き合うような、いい意味での未熟さを
忘れていたかもしれないなぁ、と気付くのでした。
時には、大人であることを忘れて
こどもと本気で遊ぶのも、いいかもしれないなぁ・・・。