想いは言葉に乗ってひろがる、ってことを
目の当たりにした経験でした。
きっかけは、昨日の午後、親しい友人のfacebookでの投稿でした。
内容は、北海道で野菜の無農薬栽培をされているお父様のビニルハウスが嵐で飛び
中に保管してあったジャガイモを早く出荷しないと、凍って商品にならなくなる、というもの。
早急に、150箱のジャガイモの買い手を探したい、という趣旨でした。
すでに何人かの友人が5キロ買います、10キロ買います、とコメントをつけていました。
彼女とお父様の綴る言葉が、それはそれは思いがこもっていたのです。
栽培へのこだわり、じゃがいもの美味しさ、特別な品種のじゃがいもを選んだ想いの深さ・・・。
多くの母親は、潜在的に「身体に良いモノ」への関心は高いと思っています。
ただ実際に日々使うには、購入に手間がかかったり、割高だったりして
現実的に活用できないこともある、というだけのこと。
そう思って、何気なくシェアしました。
夜中までにシェアの数は60を超え、
今日の昼頃には90を超えていました。
そして、10キロ入り150箱のじゃがいもは、今日の午前中に完売したそうです。
想いは言葉に乗って拡がり、人を行動に駆りたてるんだ、と感じました。
そして、その行動が、また次の拡がりを生むのですね。
自分で仕事を始めようと思うと、どんな言葉を選び、どんな手段で届けたら
顧客のところに自分の想いが行きつくのだろうと、
その難しさに途方に暮れることがあります。
でもこの一晩の動きを見ていると、
―確かに自信の持てる商品があり
―その想いを語る言葉があり
―その言葉が、誰かの心を動かせば
必要としている顧客に届けることは、夢物語ではないと思えてくるのです。
大変な災害を経て出会った友人のお父様と日本中のお客さんとの出会いが
これから先につながっていくものになればすてきだなぁ、と
何か勝手に、そんな夢を膨らませてみています。