【小さな話題】憧れからのあそび(2016.10のあそび風景から)

10月のあれこれ

[あそびのじかん]というfacebookページを運営しています。

あそびのじかんfbページ

日々の小さな遊びの風景に目を留めたり、遊びについてふと立ち止まって考えたりすることを目的としたページです。

運営側の意図としては、『あそびのじかん』を出版してから、「あそび」を自分らしさの1つとして大事にするべく、

日々感性を磨いていたいという想いもあります。

facebookに投稿した「遊びの風景」を、こちらにも随時載せていくことにしました。


2016年10月14日 ・
【あそびのどうぐ】
カバンあそびが好きだった頃
プラケースに紐付けて作った
「おかいものバッグ」
3年たった今も、
袋ものを見つけると
何でも詰め込んで、ごっこ遊びが始まる。
(おかげでよくモノが見つからない)

100均のプラ容器は
おもちゃにするのに手頃です。

懐かしい「おかいものバッグ」
これを作るワークショップもやったなぁ。


2016年10月16日
【あそび いろいろ】
マネっこの好きな時期は
おそうじも、あそびになる。

ちりとり。まどふき。モップ。はたき。
成果を気にしないことが
イライラしない秘訣かと。

まねっこは、あそび。
だから、おそうじも、あそび。
ちゃんとおそうじしてね、って思うと
イライラしちゃうから
あぁこれはあそびなんだな、って
割り切ってしまう方がいいと、
私は、おもう。


2016年10月18日

【あそびを おもう】
ビニールで動物を作り
ストローで息を吹き込んで
膨らます、という工作。
元気一杯の男の子。2歳。
材料を受け取った途端、びりびりっ。
こわすことが好きな時期かな、と
あまり気にもせずにいました。

制作が終わってみると、
パーツが取れちゃって
飾り用のシールも数枚しか貼っていない
その作品を手に
なんだか、ノリノリの表情。

「かめー♪ かめー♪」と
るんるん叫びながら、
何度も息を吹き込んでいました。

彼自身は
乱暴に扱ったつもりなんてなかったのかも。
シールの数が少ないのだって
彼にとっての「ちょうどいい数」。
(制作への気持ちがこもってないとか
つい言ってしまいそうだけれど、そうじゃない。)

彼は、存分に作った。
カメさんを手放したくないくらいに。
やぶれているかどうか、なんて
彼にとっては、些細なことだったんだね。

(写真はお手本に作ったカメで
少年の作ったものではありません。)

工作の作品をちょっと手荒に扱うコ。
そうそう、壊すこともあそびだよね、と
そのコの気持ちが分かる気になってたら
そうじゃなかった。
扱いは手荒でも
実は工作することも、その作品のことも
ちゃんと大事に思ってくれてた。
こどもの振る舞いは、奥が深い。


2016年10月19日
【あそびをおもう】
ムスコは図鑑好きでした。
夜ねる前の絵本として、
毎晩図鑑を読んだ時期もありました。
そんなムスコを見ていたので。

それまで、きちんと椅子に座って
絵本を聞いていた少年が
動物写真を見た途端に
興奮して、思わず立ち上がり
指さして、自分が見つけた何かを
一生懸命伝えようとする姿が
妙に愛おしく思えてしまいました。

ムスコを見ていたから
絵本と写真と魅力の違いとか
好きすぎて興奮する姿とか
ウンウンそうだよねって、うなづけて
そんな自分にほっとしました。

こどもの「好き!」「大好き!」に
共感できる引出しを
たくさん持っていたいと思うのでした。

こどもの「好き」のツボは
おとなが忘れていることも多い。
忘れてしまうのは悪いことではない。
こどもに、
もいっかい教えてもらえばいいんだね。