【特別じゃないあそび】風船ひとつ あるだけで

遊びは日常です。時には、張り切って準備したり、貴重な道具や材料を使う「特別な遊び」もあるけれど、基本的には、毎日毎日続く日常です。だから、身の回りのものを使って、あまり頑張らなくてもできる【特別じゃないあそび】のアイディアをご紹介していきます。日々の遊びのネタが少しでも増えれば嬉しいです。

風船は、お役立ちアイテムです。これ1つあれば、かなりの時間楽しく過ごせます。
膨らます時から、もう、わくわくが始まっています。

1.準備が、すでに遊び

ふーっと膨らませて、どんどん大きくなるところも魅力的。
膨らませたら、すぐに結んでしまわないで、そのまま手を離し、しゅるしゅるしゅる・・・と飛んでいくのもいいですね。
もう1回膨らませたら、今度は、風船から抜ける空気が子どもの顔に当たるようにすると、また楽しい。
次に膨らませたら、「貸して貸して」って言うんじゃないかな?自分で空気の出方を調節しながら、顔にあててみたり、飛ばしてみたり、試してみたくなりますよね。
膨らませて、空気を抜いて、また膨らませて・・・と、それだけで、充分に遊べます。膨らませすぎて、頬っぺたが痛くならないように気を付けてくださいね。

2.やっと膨らんだ

そんな風に満足するまで遊んだら、風船のクチを縛ります。投げたり、受け止めたり、ぽんぽん突いたり。
風船は、投げたり、バレーボールごっこをしたりする時の、頼りない感じが、面白いんですよね。投げても真っすぐ飛ばないし、あんたがたどこさをやろうとしても、ふにゃ、ってなって、できない。

3.〈今日のメイン〉風船がボールになる裏ワザ

さて、この風船、テープで巻くと随分違って遊べるって、知っていましたか?

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風船をぷ~っと膨らませたら、結び目を隠すように、ビニールテープでぐるり。
結び目の上でテープが直角に交わるように、もう1本、ぐるり。
その2本を縦に置いた時に横向きにぐるり。

テープを3本巻いただけで、ふわん、とした風船が、しゃきっ、として
ボールみたいに遊べます。手でたたく時の音が、違います。

最初は、テープを巻かないで、手でポンポン打ち上げたり、バレーボールをしたり、「あんたがたどこさ」をやろうとしても全然できない・・・という風に遊んだから、テープを巻いて同じように遊んでみると、全然、違います。

4.工作もできるよ

風船の遊び方の例として、別のものに見立てて工作してもいいですね。

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お魚は、結び目を魚のクチに見立てています。目は、丸いシールに黒いマジックで黒目を描いたもの。ひれは、色画用紙で作って、両面テープで貼りました。風船にテープで貼る時は、貼る場所を1回でぴたりと決めてくださいね!(貼り直すと、風船が割れてしまうかもしれないです。)

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風船に顔を描くだけでも楽しいですよ。膨らませた風船に、油性マジックで目や口を描くだけ。膨らませた風船は、ちょうど人の顔と同じくらいの大きさで、何だか愛着がわくかも・・・。

風船は1つあるだけで、色々に楽しめる便利なアイテムです。家で退屈した時のために、常備しておいてもいいかもしれません。自分たちにとって楽しい遊びを、ぜひ見つけてくださいね!