【特別じゃないあそび】手作りマイクでなりきる楽しみ

遊びは日常です。時には、張り切って準備したり、貴重な道具や材料を使う「特別な遊び」もあるけれど、基本的には、毎日毎日続く日常です。だから、身の回りのものを使って、あまり頑張らなくてもできる【特別じゃないあそび】のアイディアをご紹介していきます。日々の遊びのネタが少しでも増えれば嬉しいです。

お話の会で、いつも大人気なのが「マイク」です。
ねずみ人形が、子どもたちにマイクを向けると、みんな大喜びです。

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マイクは、色々な「なりきり遊び」に使える便利な小道具で、作り方はとっても簡単。
一緒に作ってみましょう。

基本の材料は、新聞紙・アルミホイル・ラップの芯。プラスアルファとして、装飾のための画用紙やシールなどがあればOKです。

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新聞紙は1枚。新聞が家になければ、いらない紙でも何でもいいです。写真に写っているラップの芯は25センチ幅のものです。

①新聞紙をくしゃくしゃに丸めます。

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子どもたち、くしゃくしゃ好きですよね。初めての紙遊びはくしゃくしゃから始まりますので、このくしゃくしゃするだけでもひと遊びできるくらいです。(くしゃくしゃ遊びのご紹介はこちら。)
破れても何でもいいので、自由にくしゃくしゃしてもらってください。

②くしゃくしゃ新聞紙と、ラップの芯をくっつけます。
テープを十字に貼って、固定してください。ラップの芯の方まで、ながーく貼っちゃいます。写真では、テープの位置が分かるように、緑のマスキングテープを使いましたが、もっと「粘着力の高いテープ」がいいですね。セロテープ、幅広セロテープ、布ガムテープなどが良いです。この段階で貼ったテープは、あとで隠れます。お子さんと一緒に、テープをびーーーーーーっと出して、大胆に貼りましょう。

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③新聞紙をアルミホイルでくるみます。アルミホイルが破れてしまったら、上からまた重ねれば大丈夫です。
アルミホイルを巻いたら、根元をテープで留めます。

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ここまでが基本形。

④見た目をかっこよくします。
ラップの芯全体に、色画用紙を巻いて貼ると、マイクらしく見えます。

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巻き始めをテープで固定して・・・

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くるっと巻いて、貼ります。このテープはセロテープがいいですね。

あとは、可愛い柄のマスキングテープを貼ったり、折り紙を使ったり、好きなシールを貼ったり・・・自由に飾り付けをしてみてくださいね!

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女の子たちの好きそうな水色のキラキラテープがあったので、巻きました。キラキラ素材のいいところは、反射のおかげで、セロテープの貼り方が多少雑でも目立たないところです。

これで完成!

さぁ、マイクを使うと、なりきり遊びが、ぐっと本気になります。

アイドルになって、マイクを手に歌ってもいいですし。
レポーターになって、家中のものをレポートして回ってもいいですね。
親子でインタビューごっこもできます。「好きな食べ物はなんですか?」「最近、何が楽しいですか?」「誰とよく遊びますか?」「来週、何をしたいですか?」とかとか、お互いに質問したり、答えたり。いつもは聴いても答えてくれないことも、遊びだったら、ちょっと話してくれるかもしれません。

また、ちょっぴり言いにくいことや恥ずかしいことを言うときに、マイクのチカラを借りると、うまくいく場合もあります。
言いそびれちゃったお礼とか、ごめんなさい、とかね。

マイクを使って、どんな楽しい遊びに発展するか、きっと、子どもたちから、新しいアイディアが湧いてくると思います。

子どもたちの「見立て」のチカラは大人の想像以上で、ただの椅子で世界中を旅したり、道端の石ころが恐竜の化石になったり、大きなスカーフがドレスにもマントにもなったりするわけです。
じゃあ、リアルな成りきりグッズや、特別なおもちゃが不要かと言えば、そうとばかりも言えないんですよね。1つ2つ、ちょっとリアルなアイテムを用意すると、そこから、わーーーっと、見立ての世界が広がることがあります。そのアイテムが、空想の世界へと子どもたちを連れて行ってくれる、魔法のカギになるのでしょうね。

そんな、見立ての世界を一気に広げてくれそうな手作りマイクです。ぜひ親子で一緒に作ってみてくださいね。

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【手作りマイク】
・材料:新聞紙1枚・アルミホイル・ラップの芯
    +装飾のための色画用紙・マスキングテープ・シールなど
・道具:テープ・はさみ・