田植えの仕事から感じること

田植え

こどもたちと田植えに行きました。

昨年に続き2度目の田植えです。

 

昨年は、「本気な田植え」でした。

その日のうちに、1枚植え終わることが目標で、大人たちが必死。

こどもたちは、自由にカエルや虫を追いかけて

それはそれなりに楽しんで過ごしました。

 

今年は、体験と割り切ったプログラムでした。

こどもが飽きない程度の時間の中で、できる限り。

(とはいえ、その短い時間の中でも、

田植えの面白さに熱中するこどももいれば、カエルの方に魅力を感じるこどももいて

興味の違いが、行動に如実に現れていましたが。)

田植えの後は、収穫した後にお米を入れる袋のラベルデザインを考え

動と静の両方の要素のある1日でした。

 

どちらも好きです。

それぞれに、こどもが感じる別のメッセージがあり

どちらも大事だと思うからです。

 

お米って、こんな風に育てていたんだね、という新しい知識。

知らない仕事への興味。

食べ物を育てるために必要な、時間と手間への気づきと意識の変化。

仕事には厳しさもあることの実感。

仕事から楽しさを感じられることへの満足。

 

こどもに仕事を伝える時。

そこに、たった1つの答えはないと思います。

仕事のとらえかたが多様であるように、仕事との出会い方も多様だから。

 

仕事の持つ、様々な側面を順々に知り、

時に戸惑い、

それでも最後には、こども自身が「自分の考える仕事」とは何か

彼らなりの感覚で理解できるようになる。

こどもたちは、そんな情報処理も充分にできることを信じて

色々なアプローチで「仕事」と出会える場を創りたいなぁ、と思うのでした。