昨日のブログで、こそだてビレッジの夏祭りのエピソードをお伝えしました。
5歳のムスメはレモネード屋さんのお手伝いをして
自分でお仕事してお金をもらう、という達成感を存分に味わいました。
一方、3年生のムスコです。
「こどもたちが売るレモネード」というアイディアを聞いた時
ふと、ムスコに「何かお店出してみる?」と声をかけてみました。
本人はやる気満々。
スタッフさんに「お店出してもいい?」とお願いし、
ムスコは自分で1コーナーを持たせてもらいました。
ムスコのコーナーで販売していたのは、武将のコースター。
裏がシールになっているフェルトにあらかじめ描いたものを机一杯に並べ
更にリクエストに応じて、丸いコースターにその場で武将の絵を描くライブ・パフォーマンス(?!)にも応じる、
という力の入れようでした。
大人の人たちのリクエストで、武将の絵を描く。
記憶の曖昧な大人には「真田昌幸でいいですか?」とか、推測してご提案もする。
聞かれれば武将についてのウンチクも語る。
ただ、黙って商品を並べるお店屋さんではなく
彼は、お商売をしていました。
お昼ご飯の間だけは、妹が店番をしていましたが
(その間は1枚も売れませんでしたが)
それ以外は、ほぼずっと、お店に座っていました。
後半、お兄ちゃんに憧れを抱くちびっこ少年たち(しかも数名)が
まとめ買いをしてくれたらしく、机一杯に並んでいたコースターは
残数を目で数えられるくらいに減っていました。
50枚を売り上げたそうです。
「はい、かーさん、これ。」と
お昼ご飯代5RPを、自分の売り上げの中から支払ってくれました。
実のところ、母としては、ちょっとうまく出来すぎちゃったかも、って思ったくらい。
「興味を持つ人はいても、実際に買うところまでは至らないものだから
思った程売れなくてもがっかりしないことだね」、と事前に伝えていたのに
予想に反して、ちょっとうまくいきすぎてしまいました。
ともあれ、この日、ムスコが感じたこと・学んだことの深さと広さは、計り知れません。
そして、この経験は、親だけでは実現できなかったこと。
親ではない、沢山の大人たちとの関わりがあったから頂いた沢山の学びに
改めて感謝の気持ちを持つのでした。