OSAGARI絵本さんの「絵本の国」のワークショップを開催しました。
「船長さん」としてこのプログラムを進行するのは2回目です。
回を重ねるごとに、「絵本の国」とは「魔法」とは「OSAGARI絵本」とは何か・・・ということが
私たちスタッフの間で、より深く深く共有されていき
世界が確かなものになっている実感があります。
もう今では私たちは「絵本の国」にある「魔法」の存在を
疑いなく信じるようになりました。
今日ワークショップの中で嬉しかった「リボン」のお話しです。
OSAGARI絵本のワークショップでは、最後に、リボンが登場します。
プレゼントを飾るためのリボン。
つやつやと光るちょっと特別な輝きを放つリボン。
プレゼントを入れるための封筒が完成したら
こどもにリボンの色を選んでもらい、
仕上げとして、リボンをかけるのです。
でも、このプレゼントは、この日この場ですぐに開封するので
正直言うと、私は今まで「せっかく、こんないいリボンを用意しても
すぐ、ほどいちゃって、もったいないなぁ」と思っていたんです。
でも今回準備をする中でアートディレクション担当さんから
「あける時にリボンをほどく、というひと手間が大事」という想いを聴き
私、ちょっとケチくさかったかも・・・と、ちょっと反省。
当日は、このリボンがこどもたちの魔法を完成させるんだ、と
そんな想いで、リボンを結びました。
そしたら。
今までに経験のないことですが、全部のプログラムが終わった後で
プレゼントをあける時にほどいたリボンを
「もう一度結びなおして」と持ってくるこどもが、大勢いました。
びっくりしました。
伝わるんだな、って。
私が、「魔法のチカラ」って思いながら結んだリボンは
こどもたちにとっての「魔法のチカラ」になっていたんだなって。
そつなく場を運営するだけでは気づかない、
すてきなものを頂いたと、感じました。
あそびのチカラは、魔法を現実にするのかもしれません。