【小さな話題】こどもの感じ方を楽しむ(2016.9のあそび風景から)

[あそびのじかん]というfacebookページを運営しています。

あそびのじかんfbページ

日々の小さな遊びの風景に目を留めたり、遊びについてふと立ち止まって考えたりすることを目的としたページです。

運営側の意図としては、『あそびのじかん』を出版してから、「あそび」を自分らしさの1つとして大事にするべく、

日々感性を磨いていたいという想いもあります。

facebookに投稿した「遊びの風景」を、こちらにも随時載せていくことにしました。


2016年9月18日
【あそび いろいろ】
おつきさまの
顔づくり。

小さなうちは
目隠ししなくても「福笑い」みたいになります。
こんな風に目鼻の位置を
ちゃんと分かってくるのも
成長のしるし。
発達のことは、難しく勉強しなくっても
「この前はできなかったのに
今日はできたね」って変化に
気づくことができればいいなぁ、
と思います。

親として
「知らなきゃいけないこと」ではなく
「知っていれば楽しいこと」だから。

顔づくり。
目や鼻のパーツを
準備していたのだけれど
「ほっぺ つくって」と言われた。
かわいいなぁ・・・。


2016年9月19日
【あそび いろいろ】
『Kid’s Cooking』という本に出ていた
ハートのサンドイッチが
どうしても作りたかったんです。
サンドイッチ用のパンを買うために
歩いて20分くらいの食パン屋さんに
買い物に行ったんです。

ハムとチーズはさんで
クッキー型で切って、
今日のお弁当、完成。

くりぬいた外側が
今日の朝ごはん。

ムスメのお弁当は
ハートと星のサンドイッチ。
それだけで、うきうき。
お料理も、あそび。


【あそびをおもう】
「こどもの自由な遊びを
妨げずに見守りましょう」と言っても
時に、黙って見守っていて良いものか
戸惑う場面があります。
例えば、「汚れる」遊び。
どろんこ遊びや絵の具遊びなど、
こどもの盛り上がる遊びの中には
楽しければ楽しいだけ「汚れる」遊びも
沢山ありますよね。

こういう時、どうするのか・・・?

自分で書いた本の中で
自由な遊びの大切さを伝えてきた
私の立ち位置ならば
「自由に遊ばせてあげましょう」
「オトナの都合で遊びを抑制しないで」
って言った方がいいんだろうと、思います。

でも、私も1人の母親として、本音では、
いつもいつもだとシンドイなぁ、って
思ってしまいます。

「こどものため」と言われてしまうと
一生懸命こどもと向き合っている親御さんほど、
他の選択肢はありません。

でも、大人の事情や常識だって
いつもいつも無視する訳にもいきません。
公園に行く度にどろんこで遊び
全身泥だらけのまま家に連れて帰り
玄関からお風呂場に直行。
寝かしつけた後、どろんこの服を下洗い
・・・って生活が毎日毎日続けば
そのこどもが好きな「自由な遊び」に
毎日毎日応えることは、
大人にとっては負担が大きすぎるかもしれません。

じゃあ、どうしたらいいのか・・・?

汚してもいい「特別の日」を作るとか。
着古して、汚れたら捨てるつもりの服でのぞむとか。
当たり前すぎる工夫は、いくらでもあります。

それよりも、大事なのは
「こどものため」だからと、
母親が自分の感性を犠牲にすることを
正義にしないことだなぁ、と思っています。。

「自由なあそび」は魅力的です。
だからこそ、こどもの「自由なあそび」を
継続して見守り、そこに関われるよう、
親にとっても無理なく継続できる方法を
もっと提案していきたいと、思っています。

こどものしたいことを存分に楽しむこと。
大人の事情で、ガマンすること。
その2つは、マルかバツかという
極端な選択をするのではなく
どれくらい歩み寄って調整するかが
大切なんじゃないかと、思っています。

自由なあそびの魅力。
と、見守るのが難しいこともあるよね、
というジレンマ。
「こどものため」という理想論ではなく
母としての現実感のある提案ができたら、と
思うのでした。


2016年9月21日
【あそびをおもう】

たっぷりの水を加えたお砂で
ごはん作り中です。
最近は、普通の公園の砂場で
大量に水を使って遊ぶこどもは
減ったように感じます。
まわりのご迷惑になるからでしょうか。
こんな風に、
砂場でたっぷり水を使って遊んだのは
プレイパークでした。

「今日は特別にどろんこになってもいい
公園に行こう」

大人にとって気が重いタイプの
遊び(つまりは汚す、とか)を
実現する時に、場所を変えるというのは
負担の少ないやり方かな、と思います。
母は「今日は特別な日」として覚悟。
子は「特別な場所」に、わくわく。
(もちろん、初めての場所に慣れるのに
時間がかかるタイプの人もいます。)

場所が変われば、遊びも変わる。
こどもは、新しい遊びに出会えるかもしれない。
おとなは、気持ちが切り替わるかもしれない。

親子の折り合いを探すって
きっと、こんなごくシンプルなこと。

どろんこ食堂。
いらっしゃいませー。


2016年9月23日
【あそび いろいろ】
ももプリンです。

フタに書いてある文字。
9/1
2017
こむぎこ
もも

これは、賞味期限と、原材料名です。
自分とママで食べるように
スプーンは2本です。

おとなにとっては、事務的な情報も
こどもには、すごく魅力的なんですね。

ももプリン。
中身もちゃんと、入ってる。