職場復帰1:必要とされていないかも、と思う不安

WEB開設から1週間。沢山の方からメッセージを頂きました。本当に有難うございます。

特に、働くお母さんたちからの共感のコメントを頂き、とてもとても嬉しいです。

私も息子の時、娘の時、2度の「復職」を経験しました。

殊に最初の復職の時は、今、振り返れば、キツかった。

上司も同僚も、時短で働く私の立場を尊重してくれていました。

こどもは病気も少なく、機嫌良く保育園に通っていました。

外的な条件や環境としては申し分ありませんでした。

けれど、そんな恵まれた状況にもかかわらず、私自身の心の整理がつかず、キツかったのです。

何よりキツかったのは、復帰した職場で、自分が必要とされていないように感じてしまったことでした。

実はそれも、自分が選んだことです。

復帰の最初に、上司は私に2つの選択肢をくれました。

部署内で業務の再分担をして私の担当を作るのか。

他のスタッフの業務分担は変更せず、私は新規の仕事を担うのか。

そして、明確な担当を持つのではなく新しい「何か」を担うポジションで働きたいと

お願いをしたのは、私自身です。

けれど、いくら新規業務の担当とは言っても、1年間お休みを頂いた間に新しい体制で回っていた部署で、

なかなか、自分の役目はなかったのです。

出産前までの、仕事をやってもやっても終わらなかった生活が一転しました。

私、いなくてもいいかも、という想いはぬぐえませんでした。

息子を保育園にお世話になってまで働くからには、それくらい価値のある仕事をしたい、と思ったのに

自分が仕事上でお役に立てているのかどうか、もう、分からなくなっていました。

そうやって仕事を日々探しているうちに、組織変更によって立ち位置が変わりました。

そこまで1年弱。

必要とされていないかも、という不安は、自分で打破した訳ではありません。

だから、こんな風に考えたら、今の仕事に張り合いが生まれるよ、と

自分の経験からアドバスがができる訳ではなく、有難いことに、という言葉に尽きます。

でも、振り返ってみたら、キツかった1年弱は、私の財産になっていました。

華々しい、大勢のお役にたつ仕事ばかりではなく

自分の目の前のほんの小さな課題解決のために、何とかしてお役に立とうとすることも

変わらず愛おしい仕事だと、思えるようになっていました。

環境や立場の変化は、どんな人にも大きな成長を与えてくれます。

多くの働く母親たちが、例え悩みながらも、その成長の中にいることを実感できて、

自信と誇りを持って仕事に望めたらいいなぁ、と思っています。

心の向きを少し変えられるために、どんなきっかけをつくれるだろうか・・・。

これからの働く母にとって、納得のできる働き方を一緒に見つけたいと思っているのです。