絵本を入り口にして、そこから広がるあそびのアイディアをご紹介します。
今回の絵本は『せんろはつづく』(竹下文子:文 鈴木まもる:絵 金の星社)
どんな絵本?
こびとたちが、線路をつないでいきます。山があっても、池があっても、それぞれに工夫して、どんどん、どんどん、つないでいくのです。
日本語のリズムが本当に心地よく、読んでいるだけでうきうきしてきます。「せんろはつづくシリーズ」として、何冊も続編が出版されている、魅力的な1冊です。
あそび① 線路をつなげる
「せんろはつづく」という題名通り、絵本を読んだら線路をつなげたくなります。お家に、線路をつなげるおもちゃ(ブリオやプラレール)があれば、もちろんその線路をつなげるのもOK。でも、専用のおもちゃがなくても、身近なものを、線路に「見立てる」(=線路のつもりで遊ぶ)ことはできます。
一番手軽なのは、マスキングテープ。フローリングの床にマスキングテープを貼るだけならば、家を傷つけることもなく、片付けも簡単。どこまででも長く伸ばすことができます。床に直接はちょっと・・・という場合は、新聞紙や模造紙を広げて、その中に線路を敷いてもいいですね。紙の上ならば、マスキングテープだけでなく、クレヨンを使って好きな線を描くこともできます。
子どもたちは、空想の魔法を使って、四角いつみきも、お菓子の空き箱も、どれも電車に見立てることができます。家にあるものを電車に見立てて、「ガタンゴトン」と走らせて遊びましょう。
あそび② 電車を走らせる
四角いつみきでも電車になる、とは言ったものの、電車らしい形があれば、やっぱり盛り上がります。身近な材料で作ってみましょうか。
【用意するもの】
・サランラップの空き箱(22cm幅)
・色画用紙(A4サイズ1枚)
※画用紙は、八つ切りなどのサイズで売っていることが多いのですが、
100均などではA4に近いサイズで売っています。
・事務用の白いシール
・テープ(両面テープがあると仕上がりがきれいです)
【作り方】
①サランラップの空き箱を色画用紙で包みます。
巻き始めをテープで留めると、きれいに包めます。
両端は、切込みを入れて、折り重ねます。
②色画用紙で包んだ箱に、事務用シールを使って、窓を貼ります。
③完成!
この形が基本形ですが、親子でアレンジも楽しめます。
例えば
・窓にお子さんの写真を貼る
・お気に入りの電車のカラーリングにする
・クレヨンで絵を描く
・シールを貼る
などなど。
「せんろはつづく どんどんつづく」と唱えながら、自分の敷いた線路の上を走らせて、遊んでくださいね。
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いかがでしたか。
絵本から広がるあそび、楽しんでみてくださいね。
絵本から広がる遊びの説明は↓こちら↓