「子どもに関わるボランティア講座」を開講しました

子どもにかかわるボランティア講座を開講しました。
NPO法人ふれあいの家-おばちゃんちの共同代表となって最初の、新しい事業です。

おばちゃんちでは、これまでにも、子育て支援に携わる人を養成することを目的とした講座を開講していました。ただ、参加人数が年々減ってきたこともあり、内容や打ち出し方について見直しをするなかで「子どもに関わるボランティア」になろう、という言葉を全面に出して展開することにしたのです。

もともと、おばちゃんちは、「子育て支援に関わるプロ」を養成することよりも、子育て親子に寄り添うような〈まちにあたたかい風をふかせる〉おばちゃん・おじちゃんたちでありたい、という想いを持っています。〈まちにあたたかい風を吹かせる人〉って、言ってみれば地域のボランティアさんなんですよね。「ボランティアマインドを持つ人を増やす」ことにつながる講座って、おばちゃんちの想いそのものだな、と考えたのです。

また、私自身の30年以上の経験を思い返してみても、ボランティアは自分が何かのお役に立っている実感を持てる活動だと思っています。誰かに何かを〈してあげている〉ように見えて、実は自分自身が〈させてもらっている〉。生かされているんですよね。「自己効能感」と言いかえてもいいかもしれません。
社会の中で生きる1人の人間にとって、自分が誰かの役に立てていると思える実感は、「自分はここにいてもいい」と認められる根拠になると思うんです。

「誰かのお役にたてたらいいな」「ボランティアとかやってみたいな」「でも、どうやって始めたらいいのか分からないな」「誰かがちょっと誘ってくれたら、やりたい気持ちがあるんだけどな」・・・と思っている人は、思っている以上に多くいるのではないかと思ったのです。

そこで講座のタイトルを「子どもに関わるボランティア講座~はじめの一歩~」と名付けました。ボランティアって、難しいことじゃなくて、行きかう親子に挨拶することも、電車の中で席をゆずることも、どれもボランティアなんだ、ということをお伝えしていきました。

更に、子どもの育ちについても基本を知り、「大人から見て都合が悪いことでも、子ども1人1人の理屈もあり、発達の段階もある」ことも知って頂けるように、講座内容を組み立てました。

画像
画像

また、取り組みとしては、講座を開講するだけではなく、受講した方たちに、ちゃんと、活動先をご紹介するところも大切に考えました。ついつい、講座を受講したら、それで、満足してしまいがちなんですよね。でも、せっかく「子どもに関わるボランティアになりたい」と思って受講してくださった方なので、活動先も、ちゃんとご紹介する、そして、学んだことを実践につなげるということも意識しました。
幸い、おばちゃんちは、区内の子育て支援団体とのネットワークもあります。もともと顔が見えている団体と、ボランティア講座受講者とをおつなぎできれば、双方にとって嬉しいんじゃないかと考えたのです。

更に「はじめの一歩」という講座の先に、「ステップアップ講座」も開講しました。こちらは、救命救急や保育実習など実践的な内容を深めた講座です。双方の講座をすべて受講した方は、品川区のファミリーサポート登録の際の講習が免除となります。

そんなこんなで、当初は、「どんな講座を開講しようか」というくらいのところから考え始めた「子どもに関わるボランティア」。気づいたら、講座で受講したことを、実践に生かし、実際に地域で活躍頂くための、トータルのプロジェクトとなっていました。

最初は、あまり意識していませんでしたが、「子どもに関わるボランティア」のことを考えれば考えるほど、おばちゃんちの想いの柱である〈あたたかい風を吹かせる人〉につながり、まさに、これはおばちゃんちのミッションだなぁ、と改めて思うのでした。

おばちゃんちが掲げる「子育て・子育ちにやさしいまちづくり」は1人では為すことができません。何か形にしたい想いがあるからこそ、仲間を増やしていくことが本当に大切なんだと、改めて気づきました。

こうやって、地域の人の輪が広がっていくことが、とても嬉しいですね。まだまだ来年も、続けて開催していきますよ。来年は、もっともっと沢山の人と出会えたらいいな。