伊勢丹cocoiku講座3:ふでふわふわ

ふわふわモップ筆01

伊勢丹cocoikuさんでの講座「作っている今を楽しむ表現遊び」 第3回を行いました。

この講座は、作品を作る過程にスポットを当てたプログラムです。

作品の仕上がりではなく、作っている過程の楽しさを最大限に味わえるような

めちゃくちゃ歓迎の「表現方法」で遊んでみたい、というのがプログラムの想いです。

(「表現遊び」講座の意図は、こちらのブログに書きました。)


 

第1回のシャボン玉第2回のボールと、偶然から生まれる形を楽しみましたが

今回は、何かの作品を創ることに意欲的になったこどもたちのために、「筆」にこだわった

プログラムを準備しました。

身近な素材を筆にする

掃除用のモップ、ブラシ、プチほうき、はぶらし・・・これをみんな筆にしちゃいます。

どれを使ってみたいかな?

 

151103-02

モップのふわふわ感には、大人もこどもも、わくわく。

モップに絵の具をつける感触だけでも、なんだか気持ちがいいのです。

ふわふわモップを筆にする

でも、塗ろうと思うと、モップの先がふにゃふにゃして、思った通りの場所には塗れません。

 

どれを使ってみたいかなぁ、と、私自身がわくわくしながら準備した「変わり筆」でしたが

実は、3歳の女の子が一番気に入ったものは、以外にも「普通の筆」でした。

 

 

ほら、こんな色々な素材を使ってみたら面白いでしょう、って思っていました。

けれど、彼女にとっては、突飛さではなく、「お姉さんや大人の人が使うような筆」を使って

自分の描きたいように描くことが、きっと楽しかったのです。

 

「過程を楽しむ」というテーマを、大人の方にもお伝えしたくて、私自身いかに奇を衒うかを意識していましたが

特に変わったことがなくとも、こどもはちゃんと、創る過程を純粋に楽しむことができるのですよね。

 

予想外の反応から教わることが色々あります。

次に準備する題材を使って、こどもたちはどんな風に期待を裏切ってくれるのかしら、楽しみです。