本を発行致します。
こどもたちの自由な遊びの魅力と、遊びを見守る大人の関わり方をお伝えする『あそびのじかん』。
こども1人1人の持つ可能性をすてきだと感じる、私の活動における姿勢をぎゅっとまとめた本です。
こどもと関わる活動をずっと続けてきたこと。
日々、こどもと向かい合い、喜んだり悩んだりする1人の母親であること。
その両方の側面を持つ「私」だからこそ、
他のお母さん・お父さん・こどもに関わる人たちに伝えられることがあるとしたら何か。
そう考えて思い及んだのは
幸せなことに、多くのこどもたちの「すてきな遊び」を沢山見てきたなぁ、ということでした。
その「すてきな遊び」をお伝えして、
こどもが夢中になって遊ぶ姿を一緒に愛でたい、そう思って書きました。
だから、多くのお母さん・お父さん・こどもの身近にある人たちと
「こどものこんな姿、いいね」と共感することができたら、何より何より嬉しいと感じています。
そして、自分が心からわくわくできる、ということを大事にしていこう、って思う人が増えたら
嬉しいなぁ、と思っています。
今の子育ての環境として、
情報が多すぎることで、逆に父親母親(特に母親)を
戸惑わせてしまう場面がある、と感じることがあります。
本来は、役に立つ情報を親御さんに届けたい、という想いだったはずなのに
意図せず親御さんを責め、追い詰めてしまうような、そんな言葉に出会うこともあります。
そうじゃないメッセージを伝えたいと思いました。
「今のこどもたちは遊んでいない」って言われてしまうけれど
親としては、こどもを閉じ込めたいなんて思わないし、遊んでもらいたいと思っている。
だけど、自分のチカラではどうにもできない事情が増えたよね。
だからこそ、今の「どうにもできない事情」の中で、できること、やっていこう、って。
「ないものを数える」ことは、あまり得意ではありません。
あるものの中で何ができるか。
できることを考える方が、ずっとわくわくするからです。
沢山の人たちが、わくわくに共感して頂けたら、何より何より嬉しいです。
『あそびのじかん こどもの世界が広がる遊びとおとなの関わり方』
英治出版 2016年7月発行
あそびのじかん こどもの世界が広がる遊びとおとなの関わり方 [ しみずみえ ] 価格:1,430円 |