「小学生版」学園祭の魅力

息子の小学校で、学校公開に合わせた「フェスティバル」が開催されました。

全校生徒が参加すること、

1~2年生合同で12グループに分かれブースを出すこと

的当てチームになり、的を作ったりルールを考えたりしていることなど

開催に向けた準備期間、毎日興奮気味に伝わる息子の話を聴きながら

今ひとつ、全体像がつかめずにいました。

 

開催日の今日、年少の娘とともに学校を訪れると、受け付けで手渡された学校内地図。

各教室で催しがあり、小学校版「学園祭」のようでした。

 

実際にブースを訪れると、ゲームや工作が楽しめるようになっていて、

小学生の熱心さとアイディアに感嘆しました。

受付では原稿を一字一句丁寧に読んでルールを伝えてくれ

ゲームを終えると名前入りの表彰状を渡してくれたり

ランキングをその場に貼ってくれたりするのです。

 

おもちゃ作りでは、2年生の男の子が娘につきっきりで、

紙コップおもちゃを一緒に作ってくれました。

暗い部屋の迷路では、未就学の娘がこわくないようにと

3年生の女の子が娘の肩に手を置いて、一緒にまわってくれました。

 

そして息子の話から推測するに、出し物の内容も、ルールも、ちいちゃい子への対応も

どうやら、こどもたち自身が自分たちで考えて、実現しているようなのです。

 

だから、1つ1つの行動に、意思がありました。

誰かに言われてやるのではなく、自分で考えて対応する姿からは

来た人に喜んでもらうことが「わがこと」になっていることが、ひしひしと伝わってきました。

 

帰宅した息子は、準備から当日まで、やりとげたことを

それはそれは誇らしげに話してくれました。

自分がやりとげたことへの自信に満ちている感じがしました。

 

 

何かを果たすために手段を考え、協力し、準備し、

そして、誰かに喜ばれたことに達成感を得る経験は、

こどもの大きな自信になり、もちろん「しごと」への意欲や関心にもつながります。

こういう試みが、小学校の授業の中で行われるってすてきなことだなぁ、と、

嬉しい気持ちになったのでした。