伊勢丹cocoikuさんでの講座「作っている今を楽しむ表現遊び」 第1回を行いました。
この講座は、作品を作る過程にスポットを当てたプログラムです。
作品の仕上がりではなく、作っている過程の楽しさを最大限に味わえるような
めちゃくちゃ歓迎の「表現方法」で遊んでみたい、というのがプログラムの想いです。
今日のテーマは「あわぶくぶく」。「ふく」ことを題材にした表現遊び2種類を用意しました。
(なお、講座中は撮影をしていませんので、写真は、事前トライアルの時のものを使っています。)
1つ目の遊びはシャボン玉アート。
こどもたちの大好きなシャボン玉を使って、模様が描けるアートです。
絵の具で色をつけた、シャボン玉液を使います。
ぶくぶくと吹いた泡を紙の上にのせる方法や
紙に向けてシャボン玉を飛ばす方法など
色々な方法がありますが、
いずれも、はじけたシャボン玉の形に、紙にやさしい色の丸い模様ができます。
2つ目は、ストロー吹き絵。
水分の多い絵の具を紙の上に落とし
これをストローでふぅふぅ吹いて、偶然の形を楽しみます。
だんだん重ねていくと、こんな風に賑やかな模様になります。
さて、楽しいよ、と思って準備した表現遊び、こどもがどんな風に受け取ってくれるのかは、
何度経験してもどきどき、そして、わくわくします。
大人の感覚で、オモシロい方法だよ、と思っていても、何を気に入るのかは、こどもにとって様々。
―あおがすき。つぎはあか。(色を選ぶのが楽しいんだね。)
―まぜるの、やるの。(絵の具とシャボン液を混ぜるの、自分でやってみたいんだね。)
―ふーってしたら、あしあとになったよ、あ、こんどは、くまさん!(形が生まれた瞬間に何かに見えるんだ、すごいな。)
つくる過程が楽しいんだ、と思って企画したプログラムでしたが
こどもたちの「楽しい」スイッチは大人の想像をずっと超えたところにあって
つくる過程だけではなくて、活動のすみずみに、何かしらの楽しさを見つけていました。
そんな様子を見ているだけで、何だかほっこり嬉しい気持ちになれた講座でした。