娘の保育園の運動会がありました。
運動会の数日前、保育園から運動会の意図について書面でお知らせがありました。
いわく、それぞれの年齢に応じた運動的な成長を発表し、頑張りを喜び合うことが趣旨で、
ショウ的なことは目的ではない、というような内容でした。
年少の5月からお世話になっているこの保育園を私が信頼しているのは、
当たり前の生活を、丁寧に、大切にしているところです。
おいしい食事を感謝して頂く。
身の回りのことを自分で行う。
こども1人1人の成長に寄り添う。
言葉にすると当たり前すぎて、目新しくも何もないけれど
実際に、日々、淡々と実践を続けていくことは、本当に意義が深いと感じます。
そんな当たり前の現れの1つが、こういうお便りにも表れていると感じました。
来春に向けた保育園選びを始めている方も多いと思います。
選ぶ基準は、家庭によって異なり、まさにそこに、家庭の価値観や方針が現れると思います。
家からの通いやすさとか保育時間の長さは、毎日のことだから、もちろん大切な要素です。
でもそれと同じくらい、保育園が大事に思う価値観と自分たちの価値観が、
どれくらい重なり合うのかを大事にできればいいと思うのです。
その基準を持つためには、沢山保育園を見学することが一番だと考えています。
例えば「食事を大切にしている」と言っても内実は様々です。
「手作りの給食です」
「旬の食材を使っています」
「食材の産地を厳選しています」
「加工品(練り製品・肉加工品など)は使いません」
・・・見学に行けば分かります。
そして、最初は漠然と「食事は大事にした方がいいな」と思っていた基準が
いくつか見学にいくうちに、「食事についてはコレとコレがゆずれない線だな」という風に
だんだん自覚できるようになります。
そして、通いやすさや保育時間など、現実的に選択肢が迫られてしまう部分はやむを得ないので
あれも、これも、と思わずに、自分たち家族にとって大切なポイントを
3つくらいまでに絞るといいでしょう。
育休明けでの入園の場合、年齢的には、食事・生活習慣・遊びなどが気になります。
ただ、就学まで同じ園に通う可能性も考えると、学びや、こども同士のコミュニケーション、
行事の内容とスタンスなども聴いておくと良いです。
年齢が上がってからの保育内容の方が、親御さんの視点でも、違いが見えやすいです。
多くのみなさんが、家族にとって納得のいく保育園と出会えますように。