息子の一番のお目当ては、「鳥めがねを作って、鳥になろう」というワークショップ。
会場に入ると、1人1セットずつ、
ナゾのカタチのパーツが用意されていて、これを組み立てる。
「ナゾのカタチ」はウレタンフォームでできていて
しなやかに曲がるのにしっかりしていて、触ると気持ちいい。
組み立てて、ひもを付けると、「鳥メガネ」の骨子ができる。
わざと視界がせまくなるように作ってあり、基本的にはまっすぐ前しか見えない。
鳥はこんな風に世界を見ていること。
だから、横や後ろのものを見るためには
首ごと動かさなくっちゃいけないことなどの説明を受ける。
このメガネに、厚紙で作ったクチバシを貼り付けると、「鳥メガネ」の完成。
そこに更にこどもたちは、マジックや折り紙などで、自由に飾りつけを始める。
ピンクや水色、極彩色の鳥の目とクチバシが、あふれる。
早々にクチバシを作った息子は、おもむろに、頭頂部の作成を開始。
自分のクチバシ用の厚紙の残りだけでは紙が足りず、
隣のテーブルの見知らぬパパさんのところへ「紙余ってたらください」と交渉へ。
スタッフさんから図鑑を借り、自分の作りたいものを一心につくる。つくる。
大人との会話がまだまだ照れくさい小学生。
それでも、自分が作りたいもののためなら、大人と交渉だってする。
交渉して得たものを、どう活用するかを考える。
、
そこに感じるのは、自分のチカラで何とかしようとする意志に感じる頼もしさ。
好きなものを入り口に、
こどもたちは、アタマも育つ。ココロも育つ。