【絵本から広がるあそび】1さつ目『きゅっ きゅっ きゅっ』

絵本を入り口にして、そこから広がるあそびのアイディアをご紹介します。
今回の絵本は『きゅっ きゅっ きゅっ』(林明子:作 福音館書店)



どんな絵本?

小さな子どもと、ぬいるぐるみたちが、一緒にスープを飲みます。ぬいぐるみたちがスープをこぼすたびに、子どもが「ふいてあげるね きゅっ きゅっ きゅっ」と言いながら、手や、足や、おなかをふいてあげる・・・という繰り返しを楽しむ絵本です。
「ふいてあげるね きゅっ きゅっ きゅっ」という言葉の繰り返しがリズミカルで、とても印象的。題名にもなっている「きゅっ きゅっ きゅっ」が魔法の言葉だな、と思っています。

あそび① きゅっきゅっきゅっの真似っこ

という訳で、最初の遊びは、一番印象的なフレーズ「きゅっ きゅっ きゅっ」 を使った真似っこです。

と言っても、難しいことではなく、ガーゼのハンカチなどを手に、大人が「きゅっ きゅっ きゅっ」と、お子さんのほっぺたや、手や、お腹に触れる「触れ合いあそび」です。本当に汚れを拭きとるように、ぎゅうぎゅう、こするのではなく、軽くポン、とタップするように、触れていくと喜びます。

0歳さんなら「○○ちゃんの ほっぺた きゅっ きゅっ」「おてても きゅっ きゅっ」などと言いながら、触れていくだけで、ずっと続けられます。
1-2歳くらいだと、お子さんがお母さん/お父さんに対して、きゅっ きゅっと、真似をしてくれるかもしれません。お互いにやりあいっこをして、楽しみましょう。そのうち、くすぐりっこになるかもしれませんね。

あそび② お人形たちを「きゅっ きゅっ きゅっ」

大人と子どもの間だけではなく、家にあるお人形たちのことも「きゅっ きゅっ きゅっ」と拭いてあげられるかもしれませんね。

ぬいぐるみを連れてきて、「この子もこぼしちゃったみたい・・・」などと声をかけると、そこから子どもが自分なりに考えて、遊びが広がりそうですね。

あそび③ 家の中のものを「きゅっ きゅっ きゅっ」

きゅっ きゅっ きゅっがあんまり楽しくなると、人形に限らず、あれもこれも拭いて遊ぶかもしれません。部屋のかべ。とびら。つくえ。椅子。まど。
ついでに、掃除を、あそびにしちゃってもいいかも。

あそび④ 手作りあそび

最後に、絵本をヒントに、身近なものを使った手作りあそびをご紹介します。手作りのあそびは、準備をするところから一緒に楽しめることが魅力です。

〈準備するもの〉
・A4サイズの紙
・クリアファイル
・ホワイトボード用マーカー
・ホワイトボード用イレイサー または ウェットティッシュ

〈あそびかた〉
①A4サイズの紙に、人や動物などの絵を描きます。顔だけでも全身でもOK。

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②クリアファイルの中に、絵を入れます。

③クリアファイルの上に、ホワイトボード用マーカーで「ぐちゃぐちゃ描き」をします。

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④ホワイトボード用イレイサー または ウェットティッシュで、拭きとって、きれいにします。

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ホワイトボード用マーカーとクリアファイルを組み合わせれば、何度も描いたり消したりできることを使った遊びです。

どんな風に作ろうか、どんな風に遊ぼうかと、相談しながら、自分たちなりに楽しんでみてくださいね。

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いかがでしたか。
絵本から広がるあそび、楽しんでみてくださいね。

絵本から広がる遊びの説明は↓こちら↓