〈セレクト絵本紹介〉始まったばかりの幼稚園生活にどきどき

40分の対話を元に絵本を選び、お届けする「セレクト絵本プロジェクト」で、選ばせて頂いた絵本をご紹介しています。みなさんの絵本選びの参考になれば嬉しいです。


2020年6月24日
4歳0か月の女の子のお母さん。
事前のアンケートでは、「夜寝る時に適した内容の絵本が知りたい」という質問があったのですが、お話をお聴きすると、今一番の気がかりが、お子さんの「寝つき」だということをお伝えくださいました。

色々お聴きする中で、今のお子さんが、幼稚園という新しいを、すごく頑張っている時期なんだな、ということが、伝わってきました。(もちろん寝らられないことの理由かどうかは、断言はできないですけれどね。)

そこで、「夜寝る前にぴったりの絵本」と同時に、「ようちえん」や、そこで起こる小さな日常を大事にできるような絵本を選びました。
お子さん自身が「自分のもの」として手に取って楽しめる小さなサイズの絵本です。(その代わり、通常5冊のところ、小さな絵本2冊で1冊分として、6冊を選ばせて頂きました。)

そんな訳で選んだのはこちら。

『あすは きっと』
夜寝ることや、こわい夢もこわくないよ、だってね・・・と、明日に希望が持てる絵本です。小さなうちから、大きくなるまで、何度も何度も味わい尽くせる1冊です。



『ようちえん』
子どもの手におさまる本。言葉のやさしい本。「ようちえん」という未知の場所に、子どもの目線で出会える絵本です。



『こっこさんのおみせ』
きらきらで、ふわふわで、パステルな色味が「女の子用」だと思うと、つい見過ごしてしまう、はっきりとした存在感のある絵です。そして、そこに、確かに生きている等身大の女の子の姿は、とても生き生きしていて魅力的です。子どもが、自分らしく、毎日を精一杯生きていることへの応援のメッセージを一杯感じます。



『ちいちゃんのかわあそび』
長く読み継がれたシリーズです。子どもの頃読んだ記憶のある人もいるかもしれません。ちいちゃんと、ころちゃんと、みーちゃんの「仲間」の姿が、とても微笑ましいのです。



『めっきらもっきら どおんどん』
日本の「おばけ」って、あんまり「わるもの」じゃなくて、ちょっとお茶目で可愛かったりしますよね。生活のすぐ隣にいる感じ。この本に出てくる生きものたちも、そんな魅力にあふれています。未知のものへのコワさ、を、期待に変えてくれる本です。



『いいこってどんなこ』
大人の心に沁みる1冊です。お母さんうさぎの言葉を、たった1つの正解だと思うのではなくて、自分だったら、どうかしら・・・と色々に想いを馳せることができそうです。




後日、こんな感想を頂きました。

とにかく話しやすかったです。すぐに気になることや相談したいことを切り出しやすかった気がしました。

コロナ生活のおかげで、人と出逢うことも少ない、またちょっとした悩みを気軽に話せる距離感や時間が無いこともあり、どんどんお話してしまいました。

絵本は、様々なバリエーションでセレクトして頂いていて、とにかく嬉しかったです。そして、コメントつきというのが、嬉しい。特別感満載。


ありがとうございました。
幼稚園生活、少しずつ楽しくなっていったらいいですね。