先日ご紹介した「えほんとあそびのじかん」第1回を開催しました。
台風の予報にも関わらず、定員数近いお母さんとこどもたちが来てくださって
和やかな時間となりました。
今日のテーマは「たべもの」。
りんごの絵本を読んでから、りんごを取り出すと、こどもたちがみんな興味津々で寄ってきます。
さわったり、転がしたり、ちょいとなめてみたり・・・。
そうやって、絵本で味わったことを、実感として楽しむ、
そんな楽しみ方をお母さんたちにも知って頂きたいと思っています。
今回、主催団体であるOSAGARI絵本のみずほさんは
お母さんたちに私がかけた言葉が印象的だったそうです。
絵本への興味が強くて、前へ前へとはいはいする男の子。
その子のお母さんが、前へ行かないようにと、男の子を連れ戻そうとするので
そのままでいいのよ、とお話しました。
こどもが、興味を持ってくれるのはとってもすてきなこと。
今日のこの場は、お母さん同士
それぞれの楽しみ方・それぞれの興味の示し方を
お互い様として、いいよ、って思い会える場にしよう、って。
勇気を出して親子で参加してくださっても
-我が子がちゃんとしているか
-迷惑をかけていないか
-おとなしくしているか
・・・と、そんなことに気を遣ってしまうと、なかなか純粋に楽しめませんよね。
でもね。こどもは1人1人、違う楽しみ方をしてるんです。
それを、いいよね、って受け止めたいと思っています。
お母さんたちにとっては、
こどもと一緒に新しい場に踏み出そうとするチャレンジが、充分にすてきなこと。
せっかくのチャレンジを、「こどもが迷惑をかけててるんじゃないか」という心配で
あきらめてしまわないでほしい、と思うのです。
こどもたちみんなを
そこにいるおとなたち、みんなが見守り
こどもたちのそれぞれを
おとなたちが1人1人愛おしく思う。
そんな風に、こどもたちが育つ環境があればいいなぁ、と思います。
大型絵本に興味を持つこどもたち。
色々な表現の仕方があって、それぞれに愛おしいです。
おとな達がみんなで大きな輪を作って
その中でこどもたちが自由に育つような
そんな場が生まれたら、と考えています。