遊びは日常です。時には、張り切って準備したり、貴重な道具や材料を使う「特別な遊び」もあるけれど、基本的には、毎日毎日続く日常です。だから、身の回りのものを使って、あまり頑張らなくてもできる【特別じゃないあそび】のアイディアをご紹介していきます。日々の遊びのネタが少しでも増えれば嬉しいです。
秋が深まってくると、長い時間の外遊びは、だんだん寒くなってきますよね。ずっと走り回っている子どもたちは平気だけれど、あまり動かない大人にとっては、足元からじわじわと冷えてくるかもしれません。
そんな季節に楽しめるのが「落ち葉のあそび」です。
踏んでかさかさ
あそび、という意識もなく、何気なく楽しんでいて見過ごしてしまいそうなあそびが、落ち葉を一杯踏むこと。踏んで歩くといつもと感触が違ったり、かさかさと音がしたり、ぱりぱりと細かくなったり・・・。
落ち葉一杯のところを歩くだけで、目一杯五感を使って楽しんでいます。
落ち葉が一杯積もったところを、何度も何度も行ったり来たり。かさかさかさ・・・かさかさかさ・・・。わざと、足の裏全体でどんどんと踏むように歩いたり、つま先で葉っぱを蹴散らすように歩いたり、そんな風に色々試しながら、落ち葉の感触を楽しんでいること、ありませんか?
何度も同じことばっかりして・・・って、思うかもしれないけれど、音や感触の変化を色々試しているのかもしれません。それが、あそびなんですよね。
集める
落ち葉は色も形もきれいなので、色々集めたくなりますよね。
赤や黄色、形も色々、穴があいていたり、色がグラデーションだったり、繊維だけが残ってレースのようだったり。ただただ集めることが楽しい、それでいいんです。きれいだなぁ、って思って一杯集める。それを楽しんでもらいたいと思います。
落ち葉プール
落ち葉がたっぷり山になっているところがあれば、落ち葉プールで遊びましょう。最近は、大きな公園で、子どもが遊べるように、落ち葉を集めてあるところもありますよね。ありがたいー!
落ち葉にもぐったり、寝転がったり、かけあったり。柔らかいし危険も少ないので、充分に遊んでくださいね。(落ち葉が粉々になった細かいカケラが目に入ると痛いので、もしそうなった時には、すぐに救ってあげられるように、ちょっと様子を見てあげてください。)
なお、こんな風に遊ぶ時は、できたらフリース素材の上着よりも、ダウンなど、つるっとした素材の上着の方が、あとがラクです。
落ち葉を使って作る
きれいな落ち葉を使って作品を作ることもできますよね。
落ち葉の形を何かに見立てて模様を作ったり、画用紙に直接ボンドで貼り付けて、秋を感じる作品にしたり。
落ち葉の形を保つために、保育園などでは、落ち葉をラミネートして、それを使って作品を作ることもあります。でも親子で遊ぶ時は、もっと気楽に。自由に貼って、作品を作って、できたら写真に撮っておきましょう!
落ち葉はだんだん色が変わったり、乾燥して形が崩れたりしますが、そんな風に変化することも最後まで楽しみましょう。一番いい状態で写真を残しているから、大丈夫!
いかがでしたか。落ち葉を使ったあそびは、この季節しか楽しめない期間限定のあそびです。踏んだり、集めたり、高いところからひらひらと落としてみたりと、あそび、と気づかないくらいシンプルかもしれないけれど、五感を存分使って、季節を一杯に味わっています。
ぜひ、近くの公園や遊歩道での「落ち葉あそび」楽しんでみてくださいね。