七夕は、折り紙で手軽に作れる「七夕飾り」も多くあるし、短冊にお願いごとを書く楽しみもあるし、作ることを楽しむスイッチが多い行事ですよね。
今日は、折り紙を使った「天の川」づくりをご紹介します。
そして、知っておくと便利な「星」の作り方も、合わせてご紹介していきますね!
この「天の川」は、私が仕事で関わりのある保育園で作っていた作品を参考にしています。私が完全に自分で考えた作品ではありませんが、未就学のお子さんでも作りやすいような手順を工夫して、ご紹介します。
また「星」も、私のオリジナルではなく、折り紙の本や、各種サイトでも紹介されている一般的な作り方のものです。(おそらく、伝承折り紙と呼ばれている、著作権のないものの1つだと思うのですが、もし掲載に問題があれば、ご指摘いただければ幸いです。)
「天の川」を作ろう
①〈折り紙のわっか〉をたくさん作ろう
【筒から作る】
★未就学児さんは、こちらの作り方がおすすめです。(長い距離をはさみで切るのって、慣れないと手間取るので、切る「距離」を短くした作り方です。)
1.折り紙を丸めて、両面テープで貼り、筒を作ります。(両面テープがおすすめです。なければセロテープでもOKですが、糊はかわくまでに時間がかかるので、このあとの作業がしにくくなります。)
2.筒を半分の長さに切ります。
3.さらに半分の長さに切ります。
4.わっかが4つできました。高さが多少違っても、問題ないです。
【細く切った折り紙から作る】
★大人や小学生など、「折り紙を切ることが大変じゃない人」は、こちらの方が作りやすいです。
1.折り紙を細く、4等分に切ります。
2.1本ずつまるめて、わっかにします。くっつけるのは、テープでも糊でもOKですが、ホチキス(ステープラー)が、断然ラクです。
3.4つ全部まるめて、できあがり。白い方が内側でも、外側でも、どちらでもきれいなので、どちらのパターンも作りました。
②〈わっか〉を横につなげよう
①で作った〈わっか〉を、ならべて、ホチキスでパシャパシャ止めていきます。規則正しく並べるよりも、ランダムな方が天の川らしいと思いますが、お好みでどうぞ!
沢山つなぐと、こんな感じになります。
「星」を作ろう
わっかで作った天の川に、星の形が、2つ3つあるだけで、ぐっと「天の川らしさ」が高まります。折り紙で切って作ってみましょう。
1.折り紙を2つにおります。
2.左下の角を、上に向けて三角に折ります。
こんな風に折り目がつきました。
3.今度は、左上の角を、下に向けて三角に折ります。
こんな風に折り目が付きました。
4.2と3の折り目が重なっている部分と、右下の角を合わせるように折ります。(図の★と★を合わせるように折ります。)
こんな形になります。
5.右側のひらひらしている部分を半分に折ります。
こうなります。
6.今折った三角の左側の線に沿って、山折りにします。
こんな風になります。
裏返すと、こうなってます。
7.今折った三角の右の線に合わせて、山折りにします。
ぴったり重なるはず!
こんな風に重なって、三角に折りたたんだみたいな形になりました。
8.図の線の位置で、はさみでちょっきん、と切ります。
ちょっきん!!
9.下側の細い部分を開いたら・・・どんな形ができたかな?
最後にはさみで切るときの角度で、星の形が変わりますよ。試してみてくださいね。
天の川に星を貼ろう
最初に作った天の川に星を貼ってみました。
いかがでしたか。
折り紙の色々な可能性を感じる天の川づくり。
量が多いと見栄えがするので、親子で、毎日少しずつ、大きくしていくのも楽しいかもしれませんね。
また、ワークショップでこの工作をやった時には、「リボン」や「ねこ」など、自分の好きなものを折って一緒に貼ったり、金色の大きさをランダムに切って貼ったりする・・・など、作るものも広がっていました。「折り紙」という身近な素材なので、自分なりのアレンジがやりやすかったのかもしれませんね。ぜひ、自由な発想で楽しんでみてくださいね。
すてきな七夕になりますように。