親子で参加したパーティーの会場は、イタリアンのお店でした。
その日の目玉イベントは、「自分で作ったパスタを食べる」企画。
こどもたちが1つのテーブルを囲んで座ると
お店の方が、充分こねた手打ちパスタの生地を1かたまりずつ、渡してくれます。
少しちぎって、両掌の間にはさみ、両手をこすりあわせて細くすると
ショートパスタのできあがり。
こすりあわせることで、適度に細くなり、
また、フリッジのような凹凸ができるのでソースがからみやすいのかなぁ、とは
私が勝手に思っただけの話。
机の上を粉だらけにしながら、こどもたちはパスタ成形に夢中。
当然、太さも長さもバラバラの、にょろっとしたものが、
テーブルにどんどんできていきます。
お花パスタ、ゆびわパスタ、かたつむりパスタなどクリエイティブなパスタもちらほら。
まぁ、いいよね。少しくらいバラバラでも。
そこを無理にそろえようとダメ出しするよりも
作りたいように楽しく作る方が、美味しいパスタになりそうな気がします。
今日のパスタ作りは、「お客様に提供する仕事」ではなく
「自分が食べることの楽しい演出」ですから。
こどもたちが成形したショートパスタは、ゆでて
ミートソースとからめて、コースの最後に出して頂きました。
どの子も、どの子も、おかわりして食べていました。
手打ち生パスタですから、もちろん美味しく、
食感の違いも、また味わいのうち。
食べるモノを作る、って、なんて楽しいんでしょう。
普段作れないような、ちょっと変わったものならば、なおのこと。
自分の手を動かして作ることの喜びを、
こどもに伝える機会を、沢山沢山実現させたいと思うのでした。