伊勢丹cocoiku講座6 :できたよじぶん

絵の具あそび

この講座は、作品を作る過程にスポットを当てたプログラムです。

作品の仕上がりではなく、作っている過程の楽しさを最大限に味わえるような

めちゃくちゃ歓迎の「表現方法」で遊んでみたい、というのがプログラムの想いです。

(「表現遊び」講座の意図は、こちらのブログに書きました。)


今日は最終回なので、記念になる作品を作りたい、

更に、こどもたち自身が期に行った表現方法を、再度楽しもうと考えて企画しました。

まずは、大きな模造紙を拡げて、そこにこどもの形をうつしとるところからスタート。

 

 

・・・と思ったのですが、最初はなかなか、模造紙におさまるように、上手に寝転がってくれません。

そこで、まず「手形」「足形」から始めることにしました。

紙の上に手を置いてもらい、私がクレヨンでそのまわりを、ぐるりとなぞります。

自分の手の形が現れて大喜び。

もう一度自分の手を合わせてみて、確かに自分の手のサイズだと確認します。

次は反対の手、次は足、と、どんどん形が見えることが楽しくなってきて

最後に

「か・ら・だ」と言うと、

あんなにイヤがっていた模造紙の上に、ごろりつ寝転がってくれたのでした。

そして、身体一周描くあいだ、ちゃんと姿勢を変えずに、動かないで待っていることができました。

 

完成した「身体形」は、今までに好きだった表現方法を使って

楽しい感じに飾っていきます。

全講座を通して、人気があったのは「絵の具」で、

小さいこどもにとっては、実は一番表現しやすい画材の一つ。

また、糊が好きだったお子さんは、花や星の形に切った折り紙を、沢山沢山貼りました。

 

「今の自分サイズの形を、自分の好きな表現方法で飾る」という

まさに、「今の自分」が伝わる作品に、こども自身も大満足。

最終回にふさわしい作品になりました。

 

なお、このワークショップ、模造紙1枚の中に全身が納まるのは

もちろん個人差はありますが、だいたい3歳くらいまでのようです。