娘の保育園で「もちつき会」がありました。
先生方、保護者全員総出のイベントです。
お父さんたちがついたおもちや、保育園でとれたさつまいもの焼き芋、手作り豚汁などを販売する模擬店や、
こどもの遊べるコーナーがある、お祭りのようなイベントには、在園児家族以外にも
卒園や転園した家族、地域の人など大勢の人が訪れていました。
保育園の調理室でお米を蒸し、朝から父兄が交代でついたお餅は
当日訪れた人たちに販売されましたが
同時に、お祭りの間に、園長先生と主任の先生によって、ご近所さんへご挨拶にと
お配りしたそうです。
毎朝園の近くで出会う方と挨拶を交わしたり
帰りの時に坂道を駆け下りるこどもに商店の方が声をかけてくれたりと
この場所に移転してまだ日が浅いのにも関わらず
近所の方たちに見守って頂いている、と実感を持つことが多いのは
お餅に限らず、日頃から先生方が、「昔ならではの近所づきあい」を
大切にしてくださっているからなのでしょう。
こどもは地域で育つと思います。
もちろん、安全面の問題で、難しいことがあることは重々承知していますが
それでも、保育園は、もっと地域に開かれていればいいと思うのです。
地域の方からも見守って頂き
そして、地域の働いていない親子にも門戸がひらかれていればいい、と思います。
多くのこどもたちや、親御さんたちに一番必要なものは
自分が住まう場所に、根を張れることだと思うからです。
地域の中でこどもは育つ。
保育園が、こどもと地域をつなげてくれる場所であるって、すてきだな、と思うのでした。