遊びは日常です。時には、張り切って準備したり、貴重な道具や材料を使う「特別な遊び」もあるけれど、基本的には、毎日毎日続く日常です。だから、身の回りのものを使って、あまり頑張らなくてもできる【特別じゃないあそび】のアイディアをご紹介していきます。日々の遊びのネタが少しでも増えれば嬉しいです。
クリスマスのデザインが好きです。赤×緑の色味も、暖かな風合いも、何だかうきうきしてきます。
昨年のクリスマスは、緑の毛糸や木の枝を使ったクリスマス飾りをご紹介しました。
クリスマス飾りを作るのは楽しいし、親子で一緒に枝を拾ったり、買い物に行ったりして、準備をするところも楽しいけれど、今年は、もっと気軽に、頑張って準備しなくても作れる「クリスマス飾り」をご紹介します。
材料は、色画用紙だけ。
道具として、はさみ・糊・両面テープをご準備ください。
色画用紙のサンタクロース
①顔を作ります。
こういうところは、あまり「こうしなきゃいけない」と、言わないことにしています。自分の作りたいように、自由に作ってください。
②体を作ります。
赤い色画用紙をくるりと巻いて、端を両面テープで貼り合わせます。
ベルトを貼ります。黒い色画用紙を細く切ったものを巻いて、糊か両面テープで貼ります。
バックルを貼ります。白か銀の色画用紙でベルトの幅よりも少し縦の長い長方形を切ります。その後、真ん中をくりぬきます。(後で貼るので、切れ目があっても大丈夫)
(初めて作る時はこの順番の方が、分かりやすいのですが、2個以上作る場合は、先に赤い画用紙にベルトを貼ってから、画用紙を立体的にする方が作りやすいですよ。)
③顔に身体を貼って、完成。
私が作ったのは、サンタこびとですねー。それぞれに自分なりのサンタさんができたら、いいな。
ポイントは、「紙はまるめると立つ」ことなんです。平面だった紙が、丸めるだけで立体的になることは、大人にとっては当たり前のことですが、工作をする時には表現がぐっと広がるワザなんですよね。
(小学校になってからの立体図形の学習にもつながるかもしれませんが、まぁ、そんなことはどうでもいいのです。基本的に、小学校の学習は、生活にあることを体系的に説明したものがとても多いので、五感を使って生活していれば、学習とつながるのは当たり前なんですよ。あっ、話が逸れました。)
色画用紙の簡単ツリー
紙をまるめると立つ、というワザを使って、クリスマスツリーも作りましょう。
①葉の部分を作ります。
緑の色画用紙を正方形に切ります。
図のように線を引いて、三角に切ります。
この三角形は、ハロウィン工作の時の「三角のガーランド」と同じ三角形です。正三角形をすこーし縦に伸ばしたようなバランスが、何を作るにも、ちょうどかわいいんですよね。
三角に切ったら、自由に飾り付けてください。色画用紙で好きな模様の形を貼ったり、マジックで描いたり、スパンコールやボンテンなどを貼りつけるのもいいですね。この部分は、あれこれ工夫して、存分に楽しんでもらいたいです。
②幹の部分を作ります
茶色やオレンジなど、「木っぽい色」の画用紙をくるりと巻いて、両面テープで貼ります。木には、太い幹の木も細い幹の木もありますので、自分の思う太さで巻いたらいいですよ。
さて、幹の長さはどれくらいにしましょうか?
葉っぱをすごく大きく作った人は、幹があんまり短いと、葉っぱ部分が、くたん、と曲がってしまうかもしれませんね。その場合は・・・?
葉っぱの三角があまり大きくなければ、短めの幹でも問題ありません。
どれくらいの長さで作れば安定するかな、と色々やってみてくださいね。
③葉と幹を貼り合わせます
両面テープを使って、葉と幹を貼り合わせたら完成!
色画用紙のとんがりツリー
平面を立体にするワザを、もう1つご紹介しましょう。「とんがり帽子の形(=円すい)」から作るクリスマスツリーです。
①緑の円すいをつくります
緑色の半円を作ります。(紙皿を半分に折ったものを型紙にして、鉛筆で線を引き、その線に沿って切るといいですよ。)
真っすぐな線の真ん中(もとの円の中心だったところ)あたりを中心に、くるり、と巻くと、円すいになります。両面テープで留めましょう。
②自由に飾り付けたら完成です
こちらも、色々な素材を工夫して、自分の好きなように飾り付けてくださいね。
いかがでしたか。
画用紙だけで作れて、自分なりに飾るのか楽しい作り方を紹介してきました。作る遊びは、何かルールがある訳ではなく、自分なりに考えて手を動かしのが魅力です。ちょっとしたコツやワザを使いつつ、自分なりの楽しみ方を見つけてくださいね。