TERACOYARDさんの企画「仕事アルバムを創ろう」の第1回を開催しました。
働くおとなたちと、こどもたちが出会う、一連の企画の第1回として、
「働くおとなに会ってみたい」「おしごとのお話聴いてみたい」と思えるような
そんな導入を行うことが目的です。
自己紹介のあと、お部屋の中で「宝さがし」をして、緊張が解けてきたこどもたち。
最初に、街の様子がかかれた絵をみながら、絵の中に「はたらく人」を探します。
沢山の人が描かれた絵をじっと見ていると、ただ荷物を運んでいるだけの人も話をしている人も
みんな「はたらく人」に見えてくるから不思議。
こどもたちも、見つけることが楽しくなってきて、見つけた印が置ききれないくらい沢山発見してくれました。
続いて、仕事のつながりに気づくワークです。
「お店で売ってるおせんべい」を、自分が食べるまでにどんなお仕事があるか、
どんどん仕事がつながっていくのを見ていると、おせんべい1つ食べるのも、
沢山の人たちのおかげで、できることなんだなぁ、と気づきます。
つながりを考えているうちに、おせんべいを食べたくなってしまったので
使ったおせんべいを感謝して頂きつつ、小休憩。
後半は、こどもたちにとってまさに「身近な仕事」である、学校の先生の仕事として
テラコヤード主催のなおみさんのお話を聴きました。
未就学のこどもたちには、少し難しく遊びに行ってしまいましたが、1年生は興味深々。
よく知っていると思っていた学校の先生の仕事にも、自分の知らないことが沢山あることに気づき
熱心に話を聴いていました。
最後におしごとアルバムを完成させて、今日のプログラムはおしまいです。
今回の一番の目的は、生活の中の「しごと」を身近に感じること。
そして、もっと知りたい、という興味を喚起することでした。
こどもたちは思っていた以上に、沢山の「しごと」を言葉にすることができていて、
小学校低学年や未就学のこどもたちにとっても、「おしごとする」ということ、そのものが、
実はすでに身近なのかもしれない、ということに、私たちおとなが気づいたのでした。
そういう意味では目的通り、だけれど、もっとやれたかもしれない、という想いもあります。
こどもの感性だからこその、もっと深い気づきを得られるような、そんな可能性を感じました。
まだまだ新しいプログラムを検討して、創っていきたいとの想いを強く持ったのでした。