「絵本」と「遊び」についての講座としてご案内していました
d-laboたまプラーザさんでのプログラムを行いました。
絵本を読むことで、こどもたちのどんなチカラやココロを引き出し、育むことができるか、ということや
そのために、大人がどんな風に言葉をかけていけば良いか、というポイントを、お話させて頂きました。
こどもにとって絵本は、知らない世界と出会わせてくれる、トビラみたいなものです。
でも、その世界が「トビラの向こうにある映像」として終わってしまうのか
「トビラの向こうと、今自分がいる場所は、実はつながっている同じ世界」って
認識できるのかで、世界へのリアリティが大きく変わります。
絵本の会での私の定番のネタは、
野菜の絵本を読んで、実際の野菜をさわり、野菜の手遊びをする・・・というもの。
これも、トビラの向こうに手を伸ばして、五感で味わい、現実に結び付けることで
こどもの世界がぐぐぐっと拡がって行く楽しみを味わいたいからです。
今日の講座でも、絵本の楽しみ方をみなさんと一緒に味わいたく想い
沢山の絵本と、スポンジ製のりまきと、バナナ(本物)を持参。
絵本も本気で読みました。
絵本を遊びにつなげていくことの意義や魅力、
こどもの興味からスタートする学びは、遊びと同じ魅力があること
大人の言葉かけ1つで、こどもの意識がかわること
などなど
親子の関わりのヒントになることをお話させて頂きました。
これが絶対に正しい、とか
こうしなくちゃいけない、と言ってしまうことは
今までそれを知らずにいた人たちを傷つけ、追い込んでしまうと思っています。
親子がともに育ち合う形に、絶対に正しい1つの答えがあるのではなく
自分たちなりの方法を模索していく、その過程こそが尊いと思うのです。
その模索の中に、こんな考え方や、受け止め方や、こどもとの関わり方はどうかしら?って
そんなちょっと違う視点や、新しいヒントをお伝えできたらいいなぁ、って
そんな風に考えてお話しています。
理屈では分かっていても、いざ自分のこどもと向き合うと
時間に余裕がなかったり、思うようにできなかったりすることは、私も充分に実感済み。
だからこその、リアリティと共感のあるメッセージを持っていようと心掛けています。
来てくださった方たちは、今日、絵本読んだかな?