こども向けの初めてのプログラムは、実施する前に、息子・娘に練習台になってもらっています。
こどもにとって楽しいのか。難しくはないか。簡単すぎないか。何が好きなのか。
大人目線ではなく、こどもの素直な姿を見ておくと、当日のシミュレーションもやりやすくなります。
今回の伊勢丹cocoiku「表現遊び」のプログラムは、ちょうど対象年齢と同じ年の娘(年少)に
協力してもらい、トライアルを行っています。
昨日の「シャボン玉アート」と「ストロー吹き絵」は娘には好評で、
一通り遊び、「これで大丈夫、ありがとう!」と母が言っても、「まだまだ!」と遊びつづけていました。
最初は、シャボン玉を吹いていた娘は
そのうち、スプーンの上に「絵の具液」をたらして、紙の上に絵の具をぽたぽた。
ぽたぽたの絵の具を、スプーンの背や筆を使って、ぐいぐいと広げて行きました。
2枚の画用紙にまたがって、豪快に筆を動かしています。
水分の多い絵の具のために、画用紙はびしょぬれで、机まで沁みています。
(サンプルの撮影をしようと思ったから、新聞紙を敷いていなかったのに・・・。)
そんなにぐちゃぐちゃにしないで・・・、と言いそうになったところで
あれ、この講座は、めちゃくちゃでもいいから、創っている過程を目一杯楽しむことが目的だった、と
思い出しました。
ならば、娘の遊び方は目的通り。
筆だけではなく、ストロー、プラスチックのスプーンにフォークと
画材を駆使しながら、存分に色と戯れ、達成感を持って完成。
その後、2人で、床と机を掃除しました。
こどものパワーと、好きなことを見つける力には、到底かないません。