あそびのじかん特別編として、「お部屋を海にしよう」の企画を開催しました。
お部屋を海にしよう、というテーマで、思いついた素材をずらり。
青と水色のお花紙。
水色の梱包材。
青い紙テープ。
青いスズランテープ。
「どうやったら海になるかな?作ってみよう。」という
具体的ではない投げかけをしてみた。
こどもたちが、自分で何をするのかを決める時間になればいいと思ったから。
果たして
紙テープを片手に部屋中かけまわるこどももいれば
コツコツと魚を作るこどももいる。
壁に直接マスキングテープを貼って、「海の水の線」を表現するこどももいれば
床に敷いたビニールシートをばさばささせると大興奮するこどももいる。
ひとしきり海を作った後は
『みずいろのさかな』を読む。
さっきまでの興奮がうそのような集中で読んだ後は、「にじいろのさかな」作り。
(身体を動かしたいこどもは、まだ駆け回っていたけれど。)
あそびの後は「ながしそうめん」もあって、盛りだくさんの企画でした。
今日の一番のチャレンジは、
「何を作るか」を綿密に決め過ぎなかったこと。
これまで、
今日の目的は何? みんなの役割は何?
そうだ、だから、コレをしっかりやらなくっちゃ・・・という風に
最初に目的を見せて、だからやろう、という動機づけを得意としてきた私にとって
「さぁ、何でもいいよ、自由にね」と呼びかけることは
大きなチャレンジだったのです。
こんな風にやろうね、と大人が答えを準備しなくっても
こうしたら楽しい、と、こども自身が答えを見つけるはず。
そう信じていなくちゃできません。
時間一杯、こどもたち1人1人が、自分なりの過ごし方を見つけて
楽しそうにしていたことが、大成功。
何を作ったか、という成果ではなく
過ごした時間の興奮こそが、成功だと考えています。
こどもに教えてもらう新しいチャレンジ。
なんだか、いつもと違う楽しさがあったなぁ、と感じるのです。