すっかり定番になったOSAGARI絵本さんのワークショップ。
今回は、2回目の参加となる男の子が
「船長さーん、また来たよ!」と参加してくれました。
こうして、場を重ねるうちに、
場になじむのに時間のかかる人がいても
焦らなくなりました。
プログラムに対して、
信頼感があるからだなぁと気づきました。
このプログラムは、
「OSAGARI絵本」さんが伝えたい想いを持ち
プロのアートディレクターさんが入って、企画されています。
そして毎回、新しい工夫が追加されています。
多くの大人が本気になって作り上げた「絵本の国」。
メインのプログラムに至るまでに、準備された魔法の品々。
きっと、次々と繰り出される魔法の魅惑に
心動かされて
泣いてなんかいられなくなる。
だから、無理にこの世界に
引っ張り込まなくても大丈夫。
私は、落ち着いてプログラムを進めればいい。
そうして、参加してくれた人たちは
ひとりひとり 自分のペースで
絵本の国を、存分に味わってくれます。
そして制作開始。
毎回、参加者同士が、
お互いの作品に影響を受け合い、与え合って
その日の流行り、とでも言うべき流れができてきます。
でも、ただの真似っこ、とも違うんです。
お互いの様子を、ちらちらと伺いつつ
それ面白そう、と思えば、自分の中に取り入れる。
使う材料やその使い方は、真似ているかもしれないけれど
自分フィルターを通すと、随分変わって
1人1人、違う形で、作品に反映されるのです。
真似の中にある、その人らしさ。
同じ材料を使い、同じ動機づけをしても
それぞれに違う形で現れる。
その1つ1つが、参加してくれた人の
「魔法」なんです。
「絵本の国」の世界観
自分ひとりの創作としての表現
そんな、人の想いをつなぐこと「魔法」の魅力を
参加してくれた人が感じてくれたら嬉しいです。