【小さな話題】あそびは真剣(5月のあそび風景から)

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日々の小さな遊びの風景に目を留めたり、遊びについてふと立ち止まって考えたりすることを目的としたページです。

運営側の意図としては、『あそびのじかん』を出版してから、「あそび」を自分らしさの1つとして大事にするべく、

日々感性を磨いていたいという想いもあります。

facebookに投稿した「遊びの風景」を、こちらにも随時載せていくことにしました。


5月5日 ・
【あそびをおもう】
『あそびのじかん』という本を書いて
あそびの専門家・・・みたいに
思われているのですが
正直言うと
最初から「あそび」と
想いを定めていた訳ではなかったのです。
こどもが自分の心を広く持つための
何か、きっかけ。
それも、色々な種類の、きっかけ。

そんな入り口を提供できたら、と
思っていたら
後から振り返ると、
それは、みんな「あそび」でした。

あそびに夢中になるこどもたちを
思い出すと
みんな、みんな、真剣な顔をしています。

絵を描く。
砂を掘る。
つみきを積む。
ありを観る。
ジャングルジムを登る。
鬼から逃げる。

「あそび」って真剣なものなんですね。

だから、世界がひろがるんですね。

これからも、沢山の「あそび」を
見つけていこうと思います。
そして、「あそび」へのこどもの本気を
言葉で翻訳ができる
おとなでありたいと思います。

「子どもの日」は
こどもだけの日ではなく
おとなが、こども時代を
思い出す日でもいいですね。


5月9日
【あそび いろいろ】
こどもの日。
近くの神社で毎年行われる
ちびっこお相撲大会があります。
3歳の子も、小学校高学年も
自分のチカラを出し切り
時に悔しい思いもしながら
熱戦が繰り広げられます。

この日は大人がお膳立てをする
ハレの日なので
こどもが怪我をすることがないように
土俵のまわりをお世話役の大人が囲み
首より上に手をかければ勝負を止め
安全第一で開催されます。

とはいえ、子どもたちは本来
こんな風に、お互いの身体をぶつけあいながら
力加減を学んでいたのでしょう。
体格の違う相手へのどう向かうか。
自分より小さい子とのどう関わるか。
相手の力をどう感じるか。

身体で覚えることは
運動能力だけではない。
人との関わり方も
身体で感じるのですね。

はだしの足をどろんこにした
子どもたちの顔は、みんな真剣でした。

毎年恒例 おすもう大会。
勝っても負けてもいい。
ちゃんとチカラを出し切れば。
2勝したあと、負けたムスメは
やりきった満足感で一杯だった。


5月10日
【あそびをおもう】
拙著『あそびのじかん』の中で
共感が多かったエピソードの1つが
〈こどもは同じことを何度も楽しむ〉
〈おとなは、さっきやったじゃない?!と
言ってしまう〉
・・・というキッザニアの話でした。
キッザニアという場面では
「こどもは繰り返しが楽しい」と
エラそうに言う私も
毎日毎日毎日絵を描いている息子や
いつも同じ公園に行きたがる娘に
「えー?またー?」と
心の中で思ってしまうこともあります。

ま、私は基本的に落ち着きがなく
空いている時間があれば
つい、
つい何か特別なことしなくちゃ、と
思ってしまうのですが。

いつも同じだろうと何だろうと
過ごしたいように過ごす彼らは
自分が本当にわくわくすることが
日常のくり返しの中にあると
きっと知っているんですね。

一番わくわくするあそびって
特別なイベントとは限らず
実は、
自分のすぐ隣にあるのかもしれません。

いっつも同じだから
たまには別のことはしたら?
・・・と問うのは
たぶん余計なお世話で。
それが楽しいから、やりたいから
いつも同じことしてるんだよね。


5月11日
【あそびをおもう】
兄弟姉妹を比べない。

複数の子どもを持つ親なら
たぶん、誰もが知っている
気をつけなきゃいけないことの、1つ。
でも、実際は言葉で言うほど
簡単ではない。

たとえば。
兄弟が一緒に遊んでいる。

1人に「いいね」と声をかければ
それだけで、
もう1人は「自分は?」と思う。

2人に違う言葉をかければ
もう1人と同じ賞賛が欲しくなる。
2人に同じ言葉をかければ・・・
物足りない顔をする。

子ども同士が
ライバル意識を持っている時。
比べているつもりはなくても
こどもの方が敏感に
相手と自分との違いを比べてしまう時もある。

対処法なんてない。
今のところは
どっちが多いか分からないくらい沢山の
「どちらも好き」を伝えていくくらいしか
私にはできない。

—–

兄妹で絵を描いている。
あまりにも世界観が違いすぎて
どこを比べていいのかも分からず。
ウマヘタを超えて
どちらも、好き。

3歳半という年齢差は結構大きく。
巧さでは圧倒的な存在感を持つ兄をものともせず
「自分の絵」を描けるようになった妹が
私にはとても頼もしく思えるのです。