【季節のおすすめ絵本】8月:なかまは何人?

この季節だからこそ、味わいたい絵本、というものがあります。
もちろん、子どもたちが、真冬に水遊びの絵本が読みたくなったり、雪だるまの絵本が好きすぎて1年中楽しんだりする姿も、それはそれで微笑ましいので、あんまり厳密に「絵本を使って季節を教えよう!」とは思わないのですが。
もっと緩やかな感覚で、〈今年も、この季節だなぁ〉とか思いながら、手に取りたい絵本があってもいいよね、という想いで、月ごとの絵本をご紹介していこうと思います。

今月は、8月だから・・・って訳でもありませんが、親子で楽しむクイズみたいな形式でご紹介します。
夏休みだからって、特に親子でどこかに遊びに行かなくちゃいけない、ってこともないと思うんですよ。家でのんびり過ごしたっていいし、何か楽しいことを見つけたっていい。そんな〈プチ楽しいこと〉の1つとして、こんなクイズっぽいものでもいかがでしょうか。

「○人(ひき)の仲間」と言われると、必ず思い出す絵本って、ありませんか? たとえば、〈7匹〉だったら、『おおかみと7匹のこやぎ』・・・という具合です。それを当てるクイズです。
(そして、私の知らない「別解」があるかもしれない。別解を探すのも楽しいですね。)
ともあれ、やってみましょう。

だい1もん 三にんぐみ

「3びき」は一杯あるんですよ。世の東西を問わず、3ってチームを作りやすい数なんでしょうね。『3びきのこぶた』とか、『3びきのやぎとがらがらどん』とか、『3びきのくま』とか。
でも、「三にんぐみ」の絵本と言われたら、やっぱり、この本ではないでしょうか。(絵本、とわざわざ書いたのは、児童書の世界には、同じく有名な三人組がいるからです。そう、「ズッコケ三人組」シリーズ。これも読み始めると一気に最後まで読んでしまう魅力にあふれた物語ですよね!)

【こたえ】



すてきな三にんぐみ』トミー・アンゲラー:作 今江祥智:訳 偕成社
色づかいもおしゃれ、物語も読後感が心地よく、日本語のリズムもいい(翻訳者の今江祥智さんの言葉選びが好きです)。まさに、古典的名作の1冊ですね。

だい2もん 11ぴき

「11ぴき」と言えば、もう、この人たちしかいないですよね。自由気ままで、のびやかで、爽快な、彼らです。

【こたえ】



11ぴきのねこ』馬場のぼる:作 こぐま社
11ぴきのねこのシリーズは、全部で6冊。それ以外にも、11ぴきのねこたちが登場する絵本やカルタもあるようです。それだけねこたちが愛されているのでしょうね

だい3もん 14ひき

今までにも何度もご紹介しているので、どうしようかと迷ったのですが、まぁ、○○ひき・・・と言って思い出す代表例として、やっぱり、はずせないかなぁ。
1ぴき、1ぴきの名前が、数を印象づけるんですよね。

【こたえ】



14ひきのあさごはん』いわむらかずお:作 童心社
14ひきもいるのに、どの子も個性を失っていないですよね。全部のページで、いっくんは何してるかな? くんちゃんは?とっくんは?・・・と絵を探し、そして、納得したり笑ったりできるのが、このシリーズの魅力の1つだと思います。全部で12冊あります。お気に入りのお話はどれかしら?

だい4もん 16ぴき

最後のこれは、少し難しいかもしれません。なぜなら、3冊シリーズの3巻目で初めて「16ぴき」という数字が明かされるから。
でも、初めて明かされた「16ぴき」という数には、みんなびっくりすると思うので、読んだことがあれば覚えているかもしれませんね。

【こたえ】



エルマーと16ぴきのりゅう』ルース・スタイルス・ガネット:作 ルース・クリスマン・ガネット:絵 わたなべしげお:訳
エルマーシリーズの完結編。ずっと「りゅう」として登場していた子には16ぴきもの家族がいたんですね!
何よりすてきなのは、この家族が1ぴきずつ違う模様なんです。どのりゅうも、水色と黄色だけれど、しましまだったり、水玉だったり、1ぴき1ぴき違う姿をしている。初登場の家族にも、愛着を感じます。

いかがでしたか。
今回は紹介しなかったけれど、他にも『アリババと40人のとうぞく』『101ぴきわんちゃん』など、仲間たちが一杯いる物語がありますね。題名に数字は登場しないけれど、いつも必ず〈くまのがっこうのくまのこたちは・・・(略)・・・ぜんぶで10ぴき〉という書き出しから始まる『くまのがっこう』シリーズのように、仲間たちの「数」が象徴的に使われている物語って、まだまだたくさんありそうですね。

そんな数字を使ったクイズ、親子で楽しんで頂けたら嬉しいです。