私の好きな世界のMuseum:4モントリオール サイエンスセンター

科学館〈Science Museum〉のある街は多い。どこかの街に滞在して、子どもとどこに行こうかと迷ったら、動物園か科学館を探せば、だいたい何とかなる。
そんな訳で、科学館も色々楽しんだけれど、他とは違う意味で印象に残っているのが、モントリオール サイエンスセンター。

展示が、おしゃれなのだ。

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例えば、このボールを転がすレーン。
壁や床の色や模様、ボールが外に出ないための囲いも含めて、ポップで可愛くまとまっている。

この時は、おしゃれで、やってみたくなる雰囲気だな、としか思っていなかったのだけれど、その後、同じレーンがマンハッタンのチルドレンズミュージアムにも置いてあるのを見つけた。

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モントリオールで見た時には、全体の色やまとまり具合から、てっきり独自に作ったのだと思っていたら、こういう汎用品があるのね。(もちろん、普通のおもちゃ売り場に売っている訳ではないと思うけれど・・・。)
むしろ、汎用品の意図を汲み取り、それを生かす場作りをしていたんだなぁ、と改めて魅力を感じた。

そういう視点で見れば、おしゃれで可愛いだけではなくて、世の中にある「すてきなもの」「子どもが手に取りたくなるもの」の中に、科学的な要素を見出して、うまく活用しているのだと気づく。

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モザイク遊びをするホワイトボードは、両サイドのタイルの装飾が魅力的。モザイクの組み合わせが、こういう美しい模様を生み出すんだね、というさりげないメッセージを感じる。

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市販のおもちゃも、ここにあると、科学的に遊べる気がする。
木のフレームの中に、色水・ゲル状の液体・砂の3種類が入っている積木。

もちろん、科学館の定番とも言える実験コーナーも充実。人が入れるくらい大きいシャボン玉を作る装置。自分のチカラで自分の身体を持ち上げるリフト。自分で組んでぐるぐる回してみる歯車。無数の針金が飛び出した椅子。(チカラが分散されるから痛くないよ、という体験だと思うのだけれど、このちょっとしたデザインがいい感じ。)

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子どもに限らず、誰もが、新しいことの扉を開くためには、「これは自分のために用意されたものだ」って思える要素があるといいですよね。
科学館って、どちらかと言うと、近未来的だったり、メカっぽかったり、実験室っぽかったり、クールな感じで、そういう分野にもともと興味のある人との親和性が高い場所だと感じていたけれど、そうじゃない切り口もあっていいよね、と気づいたのでした。
見せ方って、奥が深いなぁ。

■訪問データ

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Montreal Science Centre
-所在地:カナダ(モントリオール)
-訪問日:2014年7月22日