遊びは日常です。時には、張り切って準備したり、貴重な道具や材料を使う「特別な遊び」もあるけれど、基本的には、毎日毎日続く日常です。だから、身の回りのものを使って、あまり頑張らなくてもできる【特別じゃないあそび】のアイディアをご紹介していきます。日々の遊びのネタが少しでも増えれば嬉しいです。
自分で何かを作って、その作ったものを使って遊ぶ…という楽しみかたをすると、あそびの可能性は、どんどん広がっていきます。作って、遊んで、改良したくなってまた作って、遊んで、種類を増やしたくなってまた作って、遊んで・・・と、楽しみがどこまでも続きます。
今回は、作って遊べる工作を2つご紹介します。
福笑い
シンプルでルールが分かりやすく、誰でも楽しめる「福笑い」。自分で作ってみましょう。好きな動物やキャラクター、何にするか考えるところから、わくわくしますね。
①同じ色・同じ大きさの画用紙を2枚用意し、両方に同じくらいの大きさの顔の輪郭を描きます。
②1枚だけ、目やクチなどのパーツを描き入れます。
お気に入りの方は、りんかくのまま残しておいて、ちょっと曲がっちゃったりした方にパーツを描くといいですよ。
③②の顔から、目やクチなどのパーツを切り取ります。
きっちり形通りに切らなくても、大丈夫ですよ!だいたいの形が分かればOKです!
④輪郭だけの顔の上に、目やクチなどのパーツを並べて遊びます。
小さいうちは、目隠しをしないでパーツを並べて遊ぶといいですね。
並べるだけだと簡単すぎる、という段階になったら、目隠しをして遊びます。最初は、大人がパーツを手渡ししながら、「これは目だよ」「クチだよ」という風に伝えて見ると遊びやすいですよ。
それもできるようになったら、何も手助けしないで、全部目隠ししてやってみる・・・という風に、少しずつ難しさを変えて遊ぶと長く楽しめます。
後からパーツを作り足したり、複数の福笑いのパーツを混ぜてみたりと、色々アレンジしてみてくださいね!
〈番外編のあそび〉
耳も福笑いのパーツにして遊んでいたら、「あれ?耳を変えたら、別の動物になるかも?」と気づいて、作ってみました。これはこれで、新しい遊びですね。〈耳着せ替え遊び〉と言う感じでしょうか。
目を着せ替えにして、表情を変えて遊ぶとか、人の顔の髪型を変えて遊ぶとか、色々面白いことができそうですよ!
紙皿こま
紙皿の周りを折って、息を吹いてまわすコマです。
①紙皿を4つに折ります。
②紙皿のフチに印をつけます。
折り目を基準に、丸いケーキを切るような気持ちで12または16の印をつけてください。大きさは少しくらい違っていても大丈夫です。
③印に沿って、切りこみを入れます。
紙皿のフチのギザギザ部分だけに切りこみを入れます。
④切った部分を折ります。
写真の点線のように、斜めに折ります。全部同じ向きに折ることがポイントです。
全部折ったら、こんな感じになります。
⑤模様を描きます
できあがり!真上から息を吹きかけると、くるくる回ります。
好きな模様を描いたり、シールを貼ったりしてもいいですね。
まわった時に、模様の見え方がどんな風に変わるか、また、折り方によって回り方が変わるのか、など、色々試してみると楽しいですよ!
なお、コマは、色々な材料で作って遊ぶことができます。
折り紙を使ったコマはこちら。
いかがでしたか。
ぜひ、作って遊んで、どんどん楽しみを広げていってくださいね。