【小さな話題】遊びに魔法をかけるもの(11月のあそび風景から)

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あそびのじかんfbページ

日々の小さな遊びの風景に目を留めたり、遊びについてふと立ち止まって考えたりすることを目的としたページです。

運営側の意図としては、『あそびのじかん』を出版してから、「あそび」を自分らしさの1つとして大事にするべく、

日々感性を磨いていたいという想いもあります。

facebookに投稿した「遊びの風景」を、こちらにも随時載せていくことにしました。


2017年11月7日
【あそび いろいろ】
こういう斜面は
歩くのが楽しくなってきた頃
最高の遊び場です。

坂をのぼる。おりる。
自分の身体がどんどん使える喜び。

こういう遊びこそを
本当に大事に大事にしたいと思います。

例えば、坂をのぼる。くだる。
大人にとって、
それ「だけ」に見えることが
とても大切だということ。


2017年11月8日
【あそび いろいろ】
空飛ぶ ブランコ。

子どもは
ちょっとのスリルが好き。

ちょっと加減は
こども1人1人違うけれど。

どれくらいのスリルなら
自分が乗り越えられそうか
その子なりに見定めている。

無鉄砲に見えても
こどもなりに
自分のチカラを考えてる。


2017年11月9日
【あそび いろいろ】
はじめてのはさみは
よく切れるほうがいい。

自然な姿勢で
無理にチカラをかけずに
サクッと、紙が切れるのがいい。

切れないものは、かえって危ない、って
刃物全般同様である、と
どこかで聞いたことがあります。


2017年11月10日
【あそび いろいろ】
おもちゃのテーブル。

順に触っていくと
あっと言う間に1周して、終わる。

どれか1つ、立ち止まると
他のものはどうでもよくなる。
何度も回したり
動かしたり戻したり
そのたびに起こる変化を楽しむ。

どれに立ち止まるかは
子どもによって違うんだよね。
それで、全部に立ち止まる必要もない。

全部に立ち止まる必要もない、ってのが
大事なんだと思う。

一杯あるから一杯遊ぶ訳ではなくて。
一杯ある中から、どれかを選ぶ。
沢山あるから、全部使えばいい、
って訳でもない。

あれもこれも、ではなく
これ、を見つけられることを
大事にしたいなぁと思う。


2017年11月13日
【あそび いろいろ】
秋の贈り物1。
洋服を着たどんぐり。

帽子じゃなくて、洋服。

何のどんぐりだろう?
洋服を着たどんぐり、初めて見たよ。


2017年11月14日
【あそび いろいろ】
秋の贈り物2。
ちびちびどんぐり。

おっきいのが普通サイズ。


ちびちびどんぐり。

子どもの頃、こういうサイズのものは
「赤ちゃん○○○」と呼んでたなぁ。
ちっちゃいけど、どんぐりとしては完成形。
何のどんぐりだろう?


2017年11月15日 ・
【あそびをおもう】
宝のやま。
このお宝たち
意識しなければ、本当に気づかない。
ただ、通り過ぎてしまう。

こどもは、遊びに長けているけれど
それを発揮するには
その「遊びのチカラ」を引き出す環境も
大事なんじゃないかと
感じるようになった。

どんぐりに気づくこと。
宝ものだと感じること。
宝ものを遊びに使うこと。
そういう楽しみを経験するところから
「遊びのチカラ」が湧き出すような気がする。

そこに関わる大人の在り方も含めた
遊び環境をどう創るのか
それは子どもの育ちにとって
本当に大事なことだと思うのでした。

こどもたちが本来持っている
遊びのチカラ。

でも、存分に発揮できている人と
まだ秘めたままの人がいるんじゃないかと
感じることがある。

どうしたらそれを発揮できるのか。
尽きることはなくって
考え続けたい問いだなぁ。


2017年11月27日 ・
【あそび いろいろ】
砂に描いているだけなのに
なんだか芸術風。

子どもの描く
「巧く描こうとしない絵」が
好きです。


小学生の頃
オニが鉄棒で回っている間に
地面に決められた絵を描く、という
遊びがあった。
あれは、何の遊びだったろう??


2017年11月28日
【あそび いろいろ】
スポンジで手作りした海苔巻が
本物っぽく見えるのは
容器の効果です。

おままごとセットで売っている食器は
小さなサイズなことが多いので
ホントのものを混ぜると
ぐっと臨場感がUPします。

100均などで売っている容器や
なべ・ざる・調理器具
もう使わないお弁当箱などを
おままごと用に使ってみると
遊びが盛り上がるかもしれません。


リアルなものが
手軽に入手できるようになったので
これを遊びに使わない手はないですね。


2017年11月29日
【あそび いろいろ】
絵の具遊び用にと
色々買ってみた「画材」。
筆にとらわれず
どんな表現になるのかと
試してみたくて。

絵の具は汚れやすいので
家庭で遊ぶのは躊躇するけれど
床と机に新聞紙を敷きつめて
汚れてもいい服に着替えて
落ち着いた環境で大人がそばにいて
まずは一度試してみたら
案外ハードルが下がるかもしれない。
小さい子にとっては
筆圧が高くなくても色が塗れるので
何かができていく感じがする。

4~5歳になると
画材探しから一緒にやってみて
どんな材料を使えばいいだろうって
あれやこれやと試してみる
その過程も、きっと楽しい。


絵筆にかわるものイロイロ。
何が楽しそうかなぁ、と
考えたり試したりするのが楽しい。

ならば、その楽しい部分
こどもと一緒にあれこれできたら
きっと、もっと、楽しい。


2017年11月30日
【あそび いろいろ】
迎えに行くと
「ごちそうしたげるね♪」と言って
ハンバーガーセットを
ご馳走してくれました。

作って、遊ぶ。
遊びに必要だから、作る。
という風に、
年齢が上がってきた子どもの遊びは
1つの遊びに
いくつもの要素がありますね。

作るのが好き。
ごっこ遊びが好き。
何を作るか考えるのが好き。
そんな風に、1つの遊びの中で
それぞれ違う子どもの良さが
発揮できるところも、
いいなぁ、と思います。

ごちそうさまでした。


遊びは
こどもの成長の
定点観察ができますねー。


ちょっとした道具が1つ加わることで
子どもたちの想像力が深まったり
やってみたいが広がったり
あれも使ってみよう、あんな風にしたらどうだろう、と
遊びがめきめき楽しくなる。
その、ちょっとした「魔法」を、沢山持っていたいと思うのです。