ものがたりは 心に届く

絶対出逢ってほしい絵本たち

保育士と子育て中のママがイチオシ!『絶対であってほしい絵本の朗読会&プチ講座』。

前回開催の様子は、ブログでも紹介しましたが好評につき、第2回目を開催しました。

 

このプログラムは、NPO法人オトナノセナカ 初の、

母親メンバーが実施するプログラムとして開催しています。

前回は、参加者のみなさんと絵本の持つ様々な世界を味わい、

とてもすてきな時間が持てたものの、実は、1つ反省がありました。

 

それは、このプログラムを始めよう、と思い立つきっかけとなった

オトナに向けたメッセージを込めた物語『いちど とまって・・・』を

参加したみなさまに充分に味わって頂くことができなかったこと。

プログラムのクライマックスとして、最後に予定していた物語の朗読の時には

こどもたちがぐずぐずな時間になってしまい、大人たちが物語をじっくり聴くことができなかったのです。

 

そこで今回。

思い切って、この、大人に向けた朗読を一番最初に行うことにしました。

変えたことで、全てが良い方向に進みました。

プログラムの冒頭、オトナノセナカ代表で、自身がこの物語を綴っためぐちゃんの語りかけを

じっくりと味わい、物語に想いを馳せることができたのです。

まだ場の様子を伺っているこどもたちも、ママたちのそばを離れることなく

一緒に、その場の雰囲気を感じてくれていました。

 

物語から感じたことを伝えて頂く時間では、

心の深いところにある想いや、1人1人が自分の体験と結びつけて感じたことを

相互に伝え合うことができて、物語が、心に届くチカラの大きさを改めて感じたのでした。

 

―できないことがあるから、人とつながれること。

―母になり、知らない人に頼ることができるようになって、自分が変わったと感じること。

―できないって言っちゃいけないと思ってたけど、できないことを認めたらラクになったこと。

 

 

そんな想いを伝え、聴き、共感し合いながら、

プログラム後半、こどもと楽しむ絵本のパートへ。

1人1人が、絵本の朗読とともに、絵本への想いを伝える時も

『いちど とまって・・・』で共有した想いがベースにあるので

こどもと共に絵本を味わうこと、絵本を味わう時間を慈しむことを

参加したみなさんがが、自分の想いの深いところで受け止めてくださったように

そんな風に感じました。

 

物語は、心に届く。

 

物語の持つチカラのおかげで、

相互に心の深いところを伝え合えたこの時間は

本当にかけがえのない、大切なひと時となりました。