学びは世界を拡げる

週末、区内の認証保育園にて「子育て学講座」を行いました。

2~3ヶ月に1回のペースで開催していて、今年度4回目となります。

保育園、という場所は

親の就労に関わらず、こどもが成長していくために必要な情報が豊富にある場所で

在園児だけではなく、地域の人たちもうまく活用できないか、と感じていましたので、

この講座のお話はとても嬉しく、毎回、担当させて頂いています。

 

今回は、4歳の娘が同席しました。

いつもは、別室で、他のお子さんたちと遊んで過ごしているのですが

数日前に仕事の話をしたら、一緒の部屋にいたいとのリクエスト。

事務局の方に相談をしたら了解を頂けたので

「絶対にお話のじゃまをしない」という約束のもと、私の横で過ごすことになりました。

 

こどもと一緒の講座は、はらはらします。

騒いだりしてご迷惑をかけないかはもちろん

この人が、ちゃんとしてくれているかどうかが

講座の説得力をも左右してしまうと思うと、気が気じゃありません。

 

最初は私の横で折り紙していた娘は、

後半は参加者のお子さんと一緒に部屋のすみっこで積み木をしていました。

参加者の方にとっては、落ち着かない場面もあったかもしれませんが

講座進行には支障をきたさなかったので、ぎりぎりセーフでしょうか・・・。

イレギュラーな状況をおゆるし頂いた

事務局と参加者のみなさまには、感謝の気持ちで一杯です。

 

この日の娘の様子で、一番印象的だったことは、

「こどもにとっては、新しいことを知ることは世界が大きく拡がっていく喜び」だと

お話をしていた時。

横に座っていた娘が、「うん!」と強く同意したのです。

 

彼女は今、ひらがなブームです。今まで模様に過ぎなかった「文字」に

意味があることを知り、読むことが楽しくて仕方ないのです。

でも、これはこどもに限ったことではなく、新しい学びによって世界が拡がっていくのはおとなも同じ。

仕事上の学びもそうですが、こどもとの関わりもそう。

学んだことが実践できれば、親子の関係性が変わり、新たな世界が拡がります。

 

おとなの学びを、こどもたちは敏感に感じ取っています。

日々学び、世界を拡げていくおとなの在り方を、

こどもにも伝えていけたら、と思うのです。