保育園見学の視点2:すてきな設備は活かされているか

自分たち家族に合う保育園を選ぶ視点についてお伝えしています。

なお、ここでお伝えしたい視点は、家からの距離や保育時間、こどものための当然の環境など

基本的条件をおさえた上で、更に「家族の価値観と重なる部分が多いかどうか」を

考える参考になるような、そんな意図で書いた項目です。

育休明けの入園を希望し、0~1歳くらいのお子さんと一緒に見学に行く時のことをイメージしています。

「これがいい園の特徴」「こんな傾向は気を付けた方がいい」という趣旨ではなく

園によってどんな違いがあるのかの事例の中から

ご自身にとってしっくりする在り方を見つけて頂ければ嬉しいです。


2つ目は、「すてきな設備は活かされているか」についてです。

 

最近は、待機児童対策のために保育園の新設も多く

新しくてきれいな保育園が増えた、という印象があります。

保育方針の違いは分かりにくくても、園が新しいかどうか、設備が最新かどうかは一目瞭然。

そりゃ、すてきな設備のある保育園の方がいいに決まっています。

 

でも、その前に。

そのすてきな設備がこどものために活用されているか

ちゃんと確かめておいた方が良さそうです。

 

例えば、こども用のきれいなトイレをすてきだな、と思うのならば

トイレトレーニングを始めるタイミングや進め方が、親としての自分の想いにしっくりくるかどうかも

確かめておきたいところです。

 

こども用の水道が使いやすいかどうかよりも

手洗いの習慣と指導を丁寧にしているかどうかの方が大事なポイントです。

 

園庭の有る無しは気になるポイントだと思います。

でも、広い園庭があるのに、そこを使うのは幼児クラスが中心で、

0~1歳はベランダで日光浴をする程度、という園もありました。

逆に、日当たりの良くない狭い園庭しかないところでも

ちょっぴり隠れられるような秘密基地を作ったり

なかなか乾かない水たまりで泥んこ遊びをしたりと

環境を活かした遊び方を工夫しているところもありました。

園庭がなくても、毎日あちこちの公園にお散歩に行っていれば

園庭のある保育園のこどもよりも、ずっと外遊びが多いこともあります。

 

園の見学に行ったときに、設備の素晴らしさが目に留まり、いいな、と思ったら

それは、ご自身が気にかけているポイントです。

どんな風に活用しているのか、なぜそんな設備を導入しているのか

少しじっくりと質問してみるといいでしょう。

園と自分の想いが重なるのかどうかの判断の1つになります。


他には、下記のようなポイントについてお伝えしています。

  1. 先生の雰囲気・こどもの雰囲気
  2. すてきな設備は活かされているか
  3. 生活面だからこそ想いに注目する
  4. 遊び方とおもちゃ
  5. 違いが現れる質問